私「だま」は、高校生までは生粋の田舎者でした。
そこからは東京や大阪に出たり、地方都市で勤務したり行と大都会からど田舎まで移り住んできました。
さて、移り住んだら大体「一人暮らし」ですよね!
一人暮らし自体は楽しみかもしれませんが、残念ながら一人暮らしは結構お金がかかります。
「だま」もお金がこんなにかかるのかと驚き、節約するために「自炊」をしてました!
ただ、「自炊」についてはこんな意見があります。
結局自炊の方が高くない?
ということで今回は、、、
- 「自炊」って本当に節約できるの?
- 「外食」の方が実は安い?
などを実際の経験やデータをもとにまとめます。
平均的な一人暮らしの食費は?
まずは参考程度ですが、一人暮らしの1か月の食費を確認します。
「家計調査報告(家計収支編)2021年(令和3年)平均結果の概要」から引用した「消費支出の費目別対前年実質増減率」をみると、
一人暮らしの食費なので上図の単身世帯を見ると、
1か月の食費は41,731円
となっています。
平均的な一人暮らしの食費って40,000円は超えてきます!
ちなみに・・・
ちなみに、こちらのデータの食料(食費)については
- お菓子代
- 飲み物代
- 酒代
- 外食代
も含まれている金額です。
「自炊」は本当に節約なのか検証!
「外食」の方が実は安い?
さて、本題に移ります。
「自炊」って本当に節約できるのでしょうか?
まずは外食費用から考えていきましょう。
1食当たりの「外食」費用
「自炊」と「外食」を対決させるためにまずは「1食当たりの外食費用」を計算してみましょう。
とはいえあまりいいデータがありませんでした。
なので、「1食当たりの外食費用」については外食チェーンの普通サイズメニューの平均とします。
- 吉野家 牛丼並盛 税込 448円
(635kcal) - マクドナルド ビックマック単品 税込410円
(525kcal) - ガスト 日替わりランチ(ハンバーグデミグラスソース&コロッケ) 税込658円
(838kcal)
※料金や消費税は2022年12月時点
代表的な外食チェーンの代表的なメニューを並べました。
これら3つの税込金額を平均すると、「1食当たりの外食費用」は
約505円
よく食べる方において500円で満足できるか?と言われたら何とも言えませんが、
この505円を基準とします。
1食当たりの「自炊」費用
「1食当たりの外食費用」は約505円だとわかりました。
「1食当たりの自炊費用」がこの費用より安くなればよいですね。
「1食当たりの自炊費用」については、「だま」がよく「自炊」していた料理の食材費について調べた以下のデータで検証しましょう。
とその前に、「自炊」といっても材料費だけを計算すればいいのではありません。
「自炊」には主に以下3つの費用がかかります。
- 材料費
- 作業時間による人件費
- 光熱費
これら3つの費用を合わせて「自炊費用」としなくてはなりません。
ペペロンチーノ
材料費
- パスタ200グラム 約60円
- ベーコン4枚 約50円
- アスパラガス2本 40円
- ニンニク2片 約10円
- 唐辛子1片 約10円
- 調味料(塩、コショウ、油など) 約10円
- 合計 180円
材料費はやっぱ安いですね!
ただ、これは単なる食材費のみ!
「自炊」することによる手間が発生します。
作業時間による人件費
ペペロンチーノを作るのに大体15分はかかります。
あとは後片付けですね。これも5分くらいを要します。
計20分の作業となります。
バイトの時給を1,000円と仮定した場合、20分では333円となります。
光熱費
あとは少なからず、料理や片付けなどの作業に必要な光熱費が発生しています。
とはいえ、光熱費といっても1度の料理で大きく発生することはないと思いますが、一応1回50円くらいで計算しておきましょうか。
1食あたりの自炊費用は?
- 材料費 約180円
- 作業時間による人件費 約333円
- 光熱費 約50円
- 合計 約573円
「1食あたりの外食費用」が505円であるので、
結論 外食の方が安い!
ということになります。
とはいえ…
結局「自炊」して頑張るより外食の方が安いのか!
となりますが、とはいえ、
そう簡単にも言い切れません。
実際にかかっているお金は「自炊」が安い
- 材料費 約180円
作業時間による人件費 約333円- 光熱費 約50円
- 合計 約230円
当たり前のことを書きますが、
実際にかかっているお金というと
「自炊」の方はあくまで材料費と光熱費の230円しかかかっていません。
人件費はあくまで「自炊」にかけている時間を時給1,000円としてお金に換算した場合にかかる費用です。
この人件費を抑えるために「自炊」しているともいえます。
なので、毎日「外食」と毎日「自炊」では当たり前ですが実際に使っているお金は「自炊」の方が安くなります。
「自炊」にかかる短時間をお金に変換しにくい
また、今回の例の場合でいう
ペペロンチーノの調理時間15分、片付け5分の計20分だけを例えば時給1,000円とした場合の約333円に変換しにくいことも挙げられます。
より詳細に説明すると、、、
「自炊」してしまったがために「外食」より時間20分余分に消費しています。
つまり、その20分働いたら時給1,000円なら約333円稼げますよね。
なので、その時間分(=お金分)「自炊」は損している!という話なのですが、
調理や後片付けにかかるような20分という短時間をお金に変換するのが難しいです。
毎日の20分を今回の例でいう約333円に変換する方法をお持ちですか?
基本的にバイトは1回3時間以上からで時給での計算というのが一般的でしょう。
もちろん朝食も昼食も夕食も「自炊」でという方は、それらを全て「外食」にすると、1日1時間とかの時間が創出できるかもしれません。
1時間を今回の例でいう時給1,000円ならまだお金に変換できる方法はお持ちでしょうか?
なので、この「外食」することで浮いた時間をしっかりお金に変換する方法がないと一概に「自炊」より「外食」の方が安い!といえないので注意が必要です!
まとめ
- 「自炊」って本当に節約できるの?
- 「外食」の方が実は安い?
についてまとめてみました。
まとめ
「自炊」に必要な調理時間や後片付け等の時間をお金に換算すると、「外食」の方が安い!可能性が高い。
「自炊」に必要な調理時間や後片付け等の20分といった短い時間をお金に換算する方法がなければ、結果として実際にかかったお金は「自炊」の方が安い!可能性が高い。