お金

同棲で折半はきつい?不満が大きくならないうちに対策を!お金の問題は後々揉めます。

2022年7月12日

記事を担当した「だま」です。

助手の「まだ」です。

まだ

こんな人に読んでほしい

  • 同棲で折半はきついと思っている人
  • 同棲の費用分担に不満がある人
  • 同棲をしようか検討中の人

同棲していたらこんな不満が出てきます。

  • 彼氏の方が給料多いのに折半?
  • 多くは払ってもらってるけど家事を全然してくれない・・・
  • 彼女とそんなに給料変わらないのに自分の方が多く払ってる

超あるあるですね。ちなみに私も結婚前に同棲してました。

まだ

同棲自体は楽しいし、パートナーのことも好きだからこそ同棲をしているわけですが、不満を貯めている状態が続けばいつか爆発してしまいます。

お金の問題は本当に大げんかの原因になります。最悪の場合、それが発端で別れることもあるでしょうし、より悪い事態になってからでは時すでに遅しです。

今回の記事はそんな「同棲のお金事情」についてです。

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同棲する割合は?

チェック

結婚する前に約6割が同棲を経験します

たしかに私の周りをみても、大体が「同棲から結婚」という流れですね。

同棲を経験して結婚するカップルの方が多数派となります。個人的にも同棲してから結婚することは個人的にも非常にオススメします。

理由としては3つ。

  • 相手のことをより深く知れる
  • 本当に合うか合わないか判断できる
  • 結婚したら正直別れにくい

同棲は結婚の予行演習です。

結婚という本番を迎えたら、正直離婚する労力もかなりしんどいです。結婚でも色々な手続きや親への挨拶等があって大変ですが、離婚はその3倍大変と言われています。

結婚する前には同棲して、相手のことをより深く知り、離婚のリスクを回避しながら、本当にお互い合うのか合わないのか?を、嫌な言い方になってしまいますがしっかりと見極める必要があります。

同棲するとお互いの今まで見えなかった細かな部分が嫌でも見えてきますからね(笑)

まだ

参考にしたサイト:
結婚前に同棲する確率(割合)は?(セキララゼクシィ)

同棲で折半はきついという前に

同棲といってもまだ夫婦ではありませんから、夫婦になる前の方がお互い取り繕ってしまうこともあるでしょう。

男性はかっこつけますし、女性はかわいく見られたいですよね~。

まだ

男性は年収を高く伝える傾向にあり、女性は低く伝える傾向にあるかと。

さてそういったこともあると思いますが、今回伝えたいポイントはこちら。

チェック

お互いの給料をちゃんと把握しましょう。

見栄がどうこうとか、パートナーのプライドを傷つけないようにとかの前に、そもそもそれぞれの金銭的余裕度を把握するのに年収・月収だけの情報では不十分です。

  • 手取り額を把握する
  • ボーナス額を把握する
  • 各種手当・補助を把握する

お互いの給料を知るときには手取り額を把握しましょう。

給料の伝え方として、手取り額の場合と年収・月収の額面額の場合があります。

年収・月収の額面額でパートナーから伝えられている場合、手取り額を把握しましょう。

ご存知の通り、年収が高くなればなるほど、税金や社会保険が多くなり、手取り額としてもらえる割合は減少します。

おおよその年収別手取り額は以下。

年収手取り
年収100万円約83万円
年収200万円約162万円
年収300万円約240万円
年収400万円約320万円
年収500万円約390万円
年収600万円約460万円
年収700万円約535万円
年収800万円約595万円
年収900万円約660万円
年収1,000万円約720万円

これをみると、例えば、

  • 自分が年収300万で手取り240万
  • パートナーが年収600万で手取り460万

ですから、年収が2倍あるからといって、手取りも2倍あるわけではなく、手取りは約1.9倍です。

1.9倍と2倍の差でも、総額としては20万程違いますから、月に換算すると2万円ぐらい違うわけです。

あとはボーナス額も把握しましょう。

パートナーの月収が多くてもボーナスがない・少ない場合は、手取りの総額としてはかなり変わります。

パートナーの月収が30万あっても、ボーナスがないなら年収360万です。ボーナスが2ヶ月分×2回=4ヶ月分あるなら年収は480万です。手取り額でも100万くらい違ってくるでしょう。

また、あとは各種手当や補助もそうです。

例えば、

  • 自分は昼飯が会社から支給
  • パートナーが昼飯の支給がない場合

昼飯を1食500円と考えても月に20営業日あれば1万円の差になります。

また、交通費支給や家賃補助等についても

  • 自分は交通費や家賃がかからない・少ない
  • パートナーは全額自分で払っている

この場合だとかなりの差があります。

実際にパートナーの月収や年収、手取り額を伝えられて知っているつもりでも、お互いの条件が大きく異なる場合は、単純な年収額や手取り額だけで自分とパートナーの金銭的余裕度を比較することは難しいでしょう。

  • 自分:月収20万、年間ボーナス2ヶ月分、昼飯支給、通勤手当1万(徒歩・自転車なので実質交通費はかからない)
  • パートナー:月収30万、ボーナスなし、通勤手当1万(電車通勤で月12,500円かかるため2,500円の赤字)

昼飯支給は1食500円として20営業日で月に1万円の手取り増加と置き換えましょう。通勤手当も同様に月1万円の手取り増加です。

  • 自分の実質手取り:
    手取り225万(年収20万×14ヶ月=280万の手取り)
    +1万×12ヶ月(昼飯支給分)
    +1万×12ヶ月(通勤手当分)

    =249万円
  • パートナーの実質手取り:
    手取り288万円(年収30万×12ヶ月=360万の手取)

    -2,500円×12ヶ月(通勤手当赤字分)
    =285万円

月収だけで見ると月に10万もの差がありましたが、結局、実質年間手取り額でいうと36万円しか変わりません。

月に換算すると月10万に見えていた差がたった3万円程の差になります。

なるほどねぇ。

パートナーの月収が高くて自分の月収がそれよりも低く、「折半きつい…」と思っていても、実はそこまでパートナーと自分の手取り総額は変わらないこともあるのか。

まだ

チェック

「同棲で折半がきつい」という前に、まずはお互いの給料や金銭的余裕度をちゃんと把握しましょう。

折半がきつい・不満がある時の対処法6選

前提として「お互いの給料や金銭的余裕度」をちゃんと把握してから、以下の対処法で自分とパートナーのお互いが納得できるものを話し合いましょう。

  • 手出しの割合を変えるパターン
  • 手出しの割合を変える代わりに家事などの分担割合を変えるパターン
  • 自由に使えるお金を同額にするパターン
  • 手出しの割合が折半のままのパターン
  • 自分の収入を上げるパターン
  • 仕事を辞めてしまうパターン

「自分の実質手取り200万、パートナーの実質手取り300万円、2人で分担する金額15万円」を例に考えていきましょう。

手出しの割合を変えるパターン

2人で分ける費用の総額が15万円であるならば、実質手取りとの割合を考えて、

  • 自分は6万円
  • パートナーは9万円

の支払いとなります。

自分は手取り200万なので月手取りに換算すると約16.6万円、パートナーは手取り300万なので月手取り25万円です。

これを先程出したそれぞれの手出しで引き算すると、

  • 自分は16.6-6=10.6万円
  • パートナーは25-9=16万円

となります。

手出しの割合を変えたことによって、折半の時よりもパートナーが自由に使えるお金は少なくなりますが、まだまだパートナーの方が自由に使えるお金も多いので、一定の納得感はあるでしょう。

これでパートナーが納得してくれるなら折半でもなくなりますね。

手出しの割合を変える代わりに家事などの分担割合を変えるパターン

先程は、以下の手出しの割合を変えるパターンでした。

  • 自分は6万円
  • パートナーは9万円

しかし、パートナーの自由に使えるお金の方が多いとはいえ、手出しが折半ではないので、パートナーが納得しないこともあるでしょう。

そんな時には家事などの分担割合を変えましょう。

  • 自分は料理・洗濯を担当
  • パートナーは皿洗い・掃除・ゴミ出しを担当
  • 自分は平日家事担当
  • パートナーは休日家事担当

といった具合ですね。

パートナーも自分に家事を多くしてもらっている分、より納得感は上がります。

ちなみに私もこのパターンでした。

まだ

自由に使えるお金を同額にするパターン

手出しの割合を折半ではなく、変えるパターンで、各自の月に自由に使えるお金は以下でした。

  • 自分は16.6-6=10.6万円
  • パートナーは25-9=16万

今回のパターンでいうと、この16万と10.6万円の差もなくしていきますのでこうなります。

  • 自分は16.6-3.3=13.3万円(手出し負担3.3万円)
  • パートナーは25-11.7=13.3万(手出し負担11.7万円)

これでパートナーが納得してくれるなら良いですが、パートナーの方が3倍以上手出しがあるので、かなりハードルは高いでしょう。

手出しの割合が折半のままのパターン

色々と手出しの割合や家事の割合を変えてみたりしましたが、手出しの割合が折半のままのパターンがお互いにとって正解の場合ももちろんあります。

一番手出しの面で平等なのがこのパターンではありますから。

「折半がきつい・不満」という解決策になっていないですが、パートナーが納得しないなら、「折半を我慢して続けていく」というのも選択肢になります。

お金の問題はめんどくさいですね

まだ

自分の収入を上げるパターン

さて、これを考えるのも一つの手かもしれません。

チェック

正直、一番揉めないのはお互いの実質手取りが同じパターンです。

実質手取りが同じであれば、別段、折半がきついならきついで、お互いきつさは変わりませんから。

現状、パートナーよりも実質手取りが低いのであれば、自分の実質手取りを上げることを考えるのもありです。

あと、結婚してから特に思うのはお互いの手取りが高い・もしくは同じくらいの手取りに越したことはないということです。

よくある事例として、

言ってははいけない不満のテンプレがありますよね。

  • 「誰が食わせてやってると思ってるんだ!」の大きな原因としては、お互いの年収・手取りの差が大きいことだと思います。
  • 「もっと稼いできてよ!」の大きな原因としては、年収・手取りを上げることの難しさを理解していないことだと思います。

これを両方とも解消できる可能性があるのが、同棲のうちから「自分の年収を上げる」パターンです。

正直、結婚して育児をしだしてから年収を上げるのはより難しくなります。

なので、同棲の時に自分の年収を上げる方向に動いた方が良いでしょう。

チェック

自分の年収が上がれば万々歳ですし

仮に上がらなくても年収・手取りを上げる難しさを理解することができ、パートナーとより良い関係を築くことができるでしょう。

とはいえ、例に挙げていた手取り差100万なんて簡単に上げれないですよ…。

まだ

たしかに、すぐに手取りを上げていくのは難しいですが、同棲までしているということはゆくゆくは結婚を考えてのことだと思います。

そう思うと、結婚したらそれこそ一生の付き合いとなりますから、時間をかけて手取りを上げていっても良いのかと。

  • 会社での昇給→会社の昇給では10年間で合計+60万円年収が上がった
  • 副業→ブログを書いたが1年半で1円も稼ぐことができなかった
  • 起業→1度起業をしたが、諸々の初期費用だけが掛かり、結果-150万円の損失を出した
  • 投資→ここ2年くらいはNISAで挽回したものの個別株投資の損失が大きく、10年間で合計-140万円という結果に
  • 転職→10年間の間に転職を3回行ったが、毎回100万円程年収が上がったので合計+300万円

結果としてはこうでした。やっぱり年収や収入を上げるのって難しいですよね。

簡単とは言いませんが、この中でまだオススメするなら「転職」ですね。

私の転職での年収の上り幅としてはこんな感じです。

  • 1社目→2社目 120万UP
  • 2社目→3社目 84万UP
  • 3社目→4社目 100万UP

色々収入を上げる方法を試してみましたが、転職が安全で一番手っ取り早いですね。(爆発的に上がることもないですが)

  • 起業や投資ほどの一気に財産を失うこともない
  • 爆発的な上り幅はないとはいえ、ブログなどの副業で年間100万の収入を得ようとしたら骨が折れる
  • 会社での昇給も、会社の給料の範囲以上は上がらないし、半年に1回や年1回しか上がるチャンスがない

もちろんすぐに上がるわけではないですし、早くても収入が上がるまで3カ月程度はかかるでしょう。

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仕事を辞めてしまうパターン

先程の「年収を上げる」パターンとは打って変わって、実はパートナーが望んでいるかもしれないのが、「自分が仕事を辞めてしまう」パターンです。

このパターンはかなり結婚前提の話にはなりますが。

仮に別れてしまった場合に、仕事を一度辞めてしまっているリスクを背負うわけですからね。

まだ

パートナーによっては

  • 自分の稼ぎだけでなんとかしたい
  • 全てを任せるわけではないが、稼いでくるから家のことは任せたい
  • 家事全般が苦手でしたくない

こういう思いをもっているかもしれません。

あとはあまり良くない響きですが、自分の稼ぎだけで生活できているのすごくない!?という承認欲求もあるかもしれません。

自分が仕事を辞めたいと思っているのなら、思い切ってパートナーに伝えてみるのもありですね。

まとめ

チェック

「同棲で折半がきつい」という前に、まずはお互いの給料や金銭的余裕度をちゃんと把握しましょう。

  • 手取り額を把握する
  • ボーナス額を把握する
  • 各種手当・補助を把握する
  • 手出しの割合を変えるパターン
  • 手出しの割合を変える代わりに家事などの分担割合を変えるパターン
  • 自由に使えるお金を同額にするパターン
  • 手出しの割合が折半のままのパターン
  • 自分の収入を上げるパターン
  • 仕事を辞めてしまうパターン

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