記事を担当する「だま」です。
助手の「まだ」です。
カンタン自己紹介
- 田舎・地方出身(ど田舎)
- 田舎・地方で社会人生活を堪能中
- 大卒でまさかの年収200万以下の契約社員で社会人生活開始
- 絶対見返してやると心に決め、中小企業・ベンチャー企業・大企業を経験
- 20代で田舎・地方で年収500万以上達成
- 自分が年収を上げることや貯金することに苦労した経験から、お金や転職、田舎・地方等に関する記事を中心に執筆中
さて、ど田舎出身と書きましたが、大学では一度首都圏に出ました。
出たのは良いものの、就職活動で負けに負け続け、気が付いたら田舎・地方に逆戻り。なんとか就職できたのは良いものの、給料が激安でした。
初任給はまさかの手取り12万。(額面15万くらい)
正社員ではなかったため、ボーナス等もなく、年収にして約180~200万といったところでしょうか?
やばいですよね‥(笑)
首都圏で年収200万ではやばいでしょう。しかし、田舎・地方ならどうでしょうか?田舎・地方なら生活できるのでしょうか?
ということで今回記事にするのは、、、
- 年収200万の生活ってどんな感じ?
- 田舎・地方で年収200万なら生活できる?
などについて実際の経験をもとにまとめてみました。
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Contents
年収200万の手取りは?
年収200万円の手取りは約160万円です!
各々の状況やどこに住んでいるかなどで変わってはきますが、年収200万の手取りは約160万円です。
- 所得税 約3万円
- 住民税 約6万円
- 社会保険料が約31万円
計約40万円が引かれて手取り160万くらいです。
月に換算すると手取り約13.3万くらいとなります。
この金額だとボーナスって感じでもないと思うので、シンプルに手取り13.3万が毎月入ってくるようなイメージでしょうか?
月133,000円以下に生活費を抑えることができれば、年収200万で田舎・地方で生活してくいことは可能となります。
それでは検証していきましょう。
田舎・地方で年収200万円あれば生活は可能か?
結論
田舎・地方で年収200万あれば生活できます
もう結論出ちゃった笑
とはいえ、いくら田舎・地方と言えどもそこまで良い生活はできませんよ。色々な条件付きで生活できます。
年収200万で生活するための条件とは?
年収200万で生活する条件
- 平均以下の暮らしであること
- 一人暮らし・実家暮らしであること
- ど田舎暮らしであること(ど田舎なら①②は条件として除ける可能性あり。)
この3つが田舎・地方で年収200万で過ごすための条件になります。
意外と制約が多いですね…。
年収200万は田舎・地方においても平均よりかなり低い年収なので仕方ないです。
各地方の都道府県の平均年収はこちら
※北海道・沖縄及び各地方の人口が1番多い・少ない都道府県を選出。
都道府県 | 平均年収 |
---|---|
東京都(全国1位) | 524万円 |
北海道(全国29位) | 396万円 |
宮城県(全国27位) | 400万円 |
秋田県(全国44位) | 356万円 |
愛知県(全国3位) | 457万円 |
福井県(全国24位) | 400万円 |
大阪府(全国4位) | 471万円 |
和歌山県(全国21位) | 414万円 |
広島県(全国12位) | 419万円 |
高知県(全国38位) | 387万円 |
福岡県(全国18位) | 415万円 |
佐賀県(全国41位) | 367万円 |
沖縄県(全国47位) | 361万円 |
各地方の代表的な都道府県と各地方で一番人口が少ない県をピックアップしました。
どの都道府県においても年収200万よりは150万円以上も高いことがわかります。
それではそれぞれの条件について解説します!
条件①:平均以下の暮らしを解説!
全国的な平均生活費はこちらです。
住費以外の生活費については、「家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年)」から引用した「消費支出の費目別対前年実質増減率」を参考にします。
こちらのデータですが、「単身世帯」・「二人以上の世帯」の住居費については23,322円・18,652円と、通常の家賃やローンと比べるとかなり低い値になっています。
ということで家賃は以下のデータで考えます。
- 一人暮らしの平均家賃 6万円
- 住宅ローンの平均返済額 10~13万円
引用:「一人暮らしに関する意識調査(2018年3月)」全国宅地建物取引業協会連合会・全国宅地建物取引業保証協会、「令和4年度 住 宅 市 場 動 向 調 査 報 告 書」国土交通省 住宅局
「単身世帯」の住居費を6万円、「二人以上の世帯」の住居費を10万円に置き替えましょう。
- 「単身世帯」の平均生活費 約20万円
- 「二人以上の世帯」の平均生活費 約37万円
となります。
月133,000円以下に生活費を抑えることができれば、年収200万で田舎・地方で生活してくいことは可能
でしたが、「単身世帯」の平均生活費でさえ約20万円となり、7万円近くも赤字となってしまいます・・・。
なるほど。年収200万では平均的な生活は難しそうですね。
田舎・地方の平均と比較ならどうだろう?
地方名 | 「単身世帯」の平均生活費 |
---|---|
北海道・東北地方 | 185,772円 |
関東地方 | 223,273円 |
北陸・東海地方 | 211,314円 |
近畿地方 | 208,157円 |
中国・四国地方 | 179,745円 |
九州・沖縄地方 | 195,697円 |
引用:「家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年)」及び「一人暮らしに関する意識調査(2018年3月)」全国宅地建物取引業協会連合会・全国宅地建物取引業保証協会
関東圏や近畿圏だけではなく、例えば私の出身の中国・四国地方の平均生活費においても約18万円と年収200万の月手取り13.3万円を大きく超えています。
平均的な生活は田舎・地方であっても難しいですね。
条件②:一人暮らし・実家暮らしを解説!
先程もありましたが平均的な生活費は以下となります。
- 「単身世帯」の平均生活費 約20万円
- 「二人以上の世帯」の平均生活費 約37万円
当たり前ですが、世帯の人数が増えれば増える程、生活費も増加するわけです。
そうなると、田舎・地方であっても平均的な一人暮らしさえ厳しいのに誰かを養うのは困難です。
ということで、田舎・地方の年収200万では必然的に一人暮らしもしくは実家暮らしとなります。
残念ですがそうなりますよね。
もちろん年収200万円で家族を養うこともできるのかもしれませんが、現実的に考えるとかなり厳しいでしょう。
ただ、一人暮らしや実家暮らしであれば、平均的な生活ではなく節約生活になりますが不可能ではありません。
私が田舎・地方において年収200万の一人暮らしをしていた時の生活費がこちら
項目 | 金額 |
---|---|
家賃など住居費 | 39,000円 |
食費 | 25,000円 |
光熱・水道費 | 10,000円 |
家具・家事用品費 | 3,000円 |
被服及び履物費 | 3,000円 |
保健医療費 | 3,000円 |
交通・通信費 | 15,000円 |
教養・娯楽費 | 15,000円 |
その他の消費支出 | 20,000円 |
合計 | 133,000円 |
月133,000円以下に生活費を抑えることができれば、年収200万で田舎・地方で生活してくいことは可能
上の条件から考えるとギリギリ13.3万円に収まっています。(無理やり収めたという言い方が正しい)
しかしかなりの節約生活でした。特に節約したのは食費ですかね。
その当時の食費内訳
年収200万の食生活はこんな感じです。
- 朝飯は基本的に食べない
- 平日の昼飯は1食平均450円以内
- 休日の昼飯は自炊して1食250円以内
- 平日の晩飯は自炊して1食250円以内
- 休日の晩飯は自炊して1食250円以内or1食1000円以内の外食を半々程度
これでいくと、平日22日・休日9日と仮定して
- 平日昼飯450円×22日=9,900円
- 休日昼飯250円×9日=2,250円
- 平日晩飯250円×22日=5,500円
- 休日晩飯250円×4日+1,000円×5日=6,000円
- その他お菓子など 月1,000円
- 合計24,650円
我ながら毎日のように自炊をし、お酒やお菓子もあまり飲食せず、よく頑張ったと思いますw
- 貯金はできない
- 大きな買い物できない
- これまであるものをずっと使って済ます
- 田舎・地方必須の自動車が持てない
- ある程度普通の生活をするには何かを犠牲にする
他にも様々な制約があったかと。
年収200万の生活では「できないこと」が多発します。
一番辛いのは周りはできているのに自分はできないことです。
大半ができないことであったら、特段辛くはならないと思いますが、周りの友人が自動車を運転してる中、自分だけは自動車を持っていないのは悲しくなりました…。
確かにそれは悲しい…。
条件③:ど田舎暮らしを解説!
田舎・地方の中でもど田舎暮らしであれば、
- 平均的な生活・平均以上の生活
- 家族を養うことも可能
となります。
ただ、実際に田舎・地方に住んだ経験から言うと、上の写真くらいのど田舎でないと厳しいかと。
↓ど田舎ぐらしについてはこちら
ど田舎ならかなり生活費が安くすむ可能性があります。
例えばこんな感じ
項目 | 金額 |
---|---|
家賃など住居費 | 10,000円 |
食費 | 15,000円 |
光熱・水道費 | 10,000円 |
家具・家事用品費 | 3,000円 |
被服及び履物費 | 3,000円 |
保健医療費 | 3,000円 |
交通・通信費 | 10,000円 |
教養・娯楽費 | 10,000円 |
その他の消費支出 | 10,000円 |
合計 | 74,000円 |
家賃が格安なのが大きいですね。
こちら交渉次第になりますが、ど田舎では家賃光熱費込みで3万円以下とかで間借りして住まわせてもらったり、補助制度などを活用すれば、空き家がかなり格安の値段で手に入ったりします。
私はど田舎出身ですが、たしかに移住者の方が格安で空き家に住んだり、知り合いの家にただ同然で住まわせてもらったりしてましたね!
あとは食費も安くなる可能性が高いです。
ど田舎になると基本的に庭が広く、大規模な家庭菜園が可能です。
そこで採れた野菜などやお米等を食べることができたり、近所で鶏を買っていたら卵がもらえたり、食費を抑えることが可能です。
また、ど田舎はお店が少なくというかない場合もあり、必然的に自炊が多くなるのも食費を抑えることにつながるでしょう。
あと近くに娯楽施設や居酒屋等もないので、必然的に娯楽費用や飲み会費用が少なくなります。
一番近いショッピングモールは車で1時間30分はかかりましたw!
ど田舎で年収200万・月13.3万円の手取りがあれば、生活費が7万円くらいで済むので、月6万円くらい浮くわけです。
年収200万で月6万貯金できたら万々歳ですね!
というわけで、ど田舎であれば年収200万円でも生活は可能なわけです!
まとめ
結論
田舎・地方で年収200万あれば生活できます
※ただし条件付き
年収200万で生活する条件
- 平均以下の暮らしであること
- 一人暮らし・実家暮らしであること
- ど田舎暮らしであること(ど田舎なら①②は条件として除ける可能性あり。)