お金

独身女性の一生にかかるお金は?年収でいうとどのくらい必要?一人で生きていくにもこれだけのお金がかかります。

2022年10月30日

突然ですが、、、

生涯に必要な費用って一体いくらなのでしょうか?

いや急に言われてもって感じですが、よく言われてるのは3億円くらい。

ただ、この場合の想定って大体「夫婦・子ども2人」みたいな日本の一般的な家庭の想定です。

ではずっと独身の場合はいくらなのでしょうか?

独身の場合はというかまずは「自分一人を養っていくために必要なお金」っていくらなのでしょうか?

前に「独身男性の一生にかかる費用」を記載しましたので今回は、

について記載していきます。

まずは前提として…

前提として

現状、日本では基本的に大学卒業後に就職して、そこからは親の扶養を離れ、自ら稼いだお金で生活していく場合が多いです。

また、2020年の女性の平均寿命が約88歳なので、23歳〜88歳の66年間にかかる費用を前提条件として計算していきます。

あとは、基本的に各種統計・データって平均的な値である場合が多いので、生活水準はごくごく平均的な暮らしという前提条件になります。

独身女性の一生にかかるお金

では独身女性の一生にかかるお金についてみていきましょう。

まずは独身女性の平均的な生活費を把握しましょう。

項目金額
家賃など住居費20,019円
食費34,981円
光熱・水道費12,227円
家具・家事用品費6,366円
被服及び履物費5,783円
保健医療費8,103円
交通・通信費16,434円
教養・娯楽費14,334円
その他の消費支出32,109円
合計150,357円

こちら「総務省統計局|家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)」から女性の単身世帯の生活費を抜き出しました。

月々の生活費は約15万円でした。

ただ「家賃など住居費」が安すぎます。

これは単身世帯でも実家で一人暮らしの方なども含まれているため、かなり安く出ていると考えられます。

ということで「家賃など住居費」のみ別のデータで見ていくことにします。

平均家賃は「約6万円」。

引用:「一人暮らしに関する意識調査(2018年3月)」全国宅地建物取引業協会連合会・全国宅地建物取引業保証協会

家賃はこちらのデータの6万円を用いましょう。

すると合計金額は、、、

項目金額
家賃など住居費60,000円
食費34,981円
光熱・水道費12,227円
家具・家事用品費6,366円
被服及び履物費5,783円
保健医療費8,103円
交通・通信費16,434円
教養・娯楽費14,334円
その他の消費支出32,109円
合計190,338円

となります。

さてここからは

独身女性の一生にかかるお金を項目別に計算

していきます。

家賃など住居費

60,000円(月々)

まずは住まいからいきましょう。

一生独身で家を買う方は少ないと思うので、住まいはずっと賃貸で平均的な家賃を想定します。

平均的な一人暮らしの家賃は6万円

この6万円の家賃が23歳から88歳までの66年間かかっていくので、

一生にかかる家賃など住居費は、、、

4,752万

6万円×12ヶ月×66年間

家賃だけで4,752万円は必要ということになります。

ちなみに…

4,752万円と平均的な家賃でも高かったですね。

年収500万の手取りが400万くらいなので、その12年分ですからね。23歳から65歳まで43年間働いたと仮定してその間ずっと年収500万をキープして得た手取りのお金の4分の1以上は家賃に使ってます。

ちなみに、、、

  • 家賃5万円の場合は3,960万円
  • 家賃4万円の場合は3,168万円
  • 家賃3万円の場合は2,376万円

となります。

家賃が1万円違えば約800万円くらいの差が出ます!

家賃は生活費の中でも大きな金額を占める分、一生でみるとかなり違ってきますね。

食費

34,981円(月々)

これは1か月の費用なので66年間に換算します。

一生にかかる食費は、、、

2,770

34,981円×12ヶ月×66年間

働き出してから生涯を終えるまでの食費は、2,770万円必要となります。

光熱・水道費

12,227円(月々)

これを66年間に換算します。

一生にかかる光熱・水道費は

968

12,227円×12ヶ月×66年間

光熱・水道費は968万円必要となります。

生きていくために不可欠な電気・ガス・水道などの光熱費に関しては、一生分となると約1,000万円かかります。

家具・家事用品費

6,366円(月々)

これを66年間に換算します。

一生にかかる家具・日用品費用は

504万

6,366円×12ヶ月×66年間

家具・家事用品は504万円となります。

家具とか家事用品等の日用品も66年間ともなると合計で約500万円にも及びます。

被服及び履物費

5,783円(月々)

これを66年間に換算します。

一生にかかる被服及び履物費は、、、

458

5,783円×12ヶ月×66年間

被服及び履物費も458万円は必要となります。

服や靴等にかけるお金だけでも、66年間では合計で約450万円にもなるのですね。

保健医療費

8,103円(月々)

これを66年間に換算します。

一生にかかる保健医療費は、、、

642万

8,103円×12ヶ月×66年間

保健医療費だけで642万円は必要になります。

病院代とか薬代なんかも66年間ともなると合計で600万円以上にもなります。

健康でいることが如何に節約になることがわかりますね。

交通・通信費

16,434円(月々)

これを66年間に換算します。

一生にかかる交通・通信費は、、、

1,301

16,434円×12ヶ月×66年間

交通費・通信費は1,301万円となります。

働き出してからの一生分の交通費や自家用車を持つならそれにかかる費用、携帯代金やインターネット料金等もあわせると、1,300万円を超えてきます。

教養・娯楽費

14,334円(月々)

これを66年間に換算します。

一生にかかる教養・娯楽費は、、、

1,135

14,334円×12ヶ月×66年間

教養・娯楽費は1,135万円となります。

教養・娯楽費と言われるとわかりにくいですが、休日にかかる遊びや趣味の費用といえばよいでしょうか。

遊びの費用も一生分ともなると1,000万円を超えてきます。

その他の消費支出

32,109円(月々)

これを66年間に換算します。

一生にかかるその他の消費支出は、、、

2,543

32,109円×12ヶ月×66年間

その他費用で2,543万円となります。

その他費用とは?

となりますが、その他の消費支出の内訳として、

  • 美容・理容関連費用
  • デート代
  • プレゼント代
  • お祝い金
  • 仕送り

などになります。

こちら約32,000円と高い気がしますが、美容関連費用は月10,000円は超えてくるでしょうし、その他デート代やプレゼント代、お祝い金なんかも含めるとそのくらいにはなるでしょう。

その他色々な雑費もこちらの項目に入ってますしね。

合計金額は??

項目金額
家賃など住居費4,752万
食費2,770万
光熱・水道費968万
家具・家事用品費504万
被服及び履物費458万
保健医療費642万
交通・通信費1,301万
教養・娯楽費1,135万
その他の消費支出2,543万
合計1億5,073万

合計金額は「約億5,073万円」

この金額を稼ぐことができれば「自分が生きていくための一生分のお金」は確保できたことになります。

どれくらいで稼げるの??

1億5,073万円ってどれくらい働けば稼げるのでしょうか?

残念ながらというか当たり前ですが、

1億5,073万円は実際にかかるお金です。

すなわち自分で消費できるお金(手取り)から出さないといけません。

年収200万円とすると・・・

年収200万の手取り金額は約162万円です。

1億5,073万円÷240万円=93.04年

年収200万を約93年間続ける

と一生涯分のお金を稼ぐことができます。

93年となると、大卒23歳から115歳まで働くということです。

とてもじゃないですが現実的とは言えません。

年収300万円とすると・・・

年収300万の手取り金額は約240万円です。

1億5,073万円÷240万円=62.80年

年収300万を約62年間続ける

と一生涯分のお金を稼ぐことができます。

大卒23歳から84歳まで働くということです。

これまた現実的ではないですね。

年収400万円とすると・・・

年収400万の手取り金額は約320万円です。

1億5,073万円÷320万円=47.10年

年収400万を約47年間続ける

と一生涯分のお金を稼ぐことができます。

47年となると、大卒23歳から69歳まで働くと稼げます。

まだ現実的になりましたが定年が60歳や65歳だとしても定年を超えてます。

年収年数
100万182年
200万93年
300万63年
400万47年
500万39年
600万33年
700万28年
800万25年
900万23年
1,000万21年

もちろん定年後からは年金があるので、その分は1億5,073万から引くことができるかもしれません。

しかし、年金は本当にもらえるでしょうか?

全くもらえないことも十分あり得るでしょう。

仮にもらえたとしても、今もらえる年金額の半額以下しかもらえないかもしれません。

仮に年金をもらえる想定だと?

とはいえ、年金がもらえる場合も考えてみましょう。

厚生労働省の「厚生年金保険・国民年金事業の概況(令和3年度)」によると、

  • 国民年金の平均年金月額は56,316円
  • 厚生年金保険の平均年金月額は143,973円

となります。しかしこれは手取り額ではありません。

手取り額で考えると、

  • 国民年金の平均年金月額の手取りは
    約5.4万円
  • 厚生年金の平均年金月額の手取りは
    約13万円

これが65歳からもらえ、平均寿命の88歳まで生きたとすると、

  • 国民年金の場合
    約5.4万円×12ヶ月×24年間=約1,555万円
  • 厚生年金の場合
    約13万円×12ヶ月×24年間=約3,744万円

となります。

一生に必要なお金は1億5,073万だったので、1,555万円と3,744万円をそれぞれ引くと、

  • 国民年金の場合
    約1億5,073万円-約1,555万円=約1億3,518万円
  • 厚生年金の場合
    約1億5,073万円-約3,744円=約1億1,329万円

となります。

年収400万円とすると・・・

年収400万の手取り金額は約320万円なので、

  • 国民年金の場合
    約1億3,518万円÷320万円=42.24年
  • 厚生年金の場合
    約1億1,329万円÷320万円=35.40年

国民年金がもらえる場合は約42年、厚生年金がもらえる場合は約35年と、年金がない場合が47年だったことを考えるとマシにはなりました。

42年となると、大卒23歳から64歳まで働くと稼げます。

35年となると、大卒23歳から57歳まで働くと稼げます。

まずいと思った時の現実的な対処法

平均的な一人暮らしをずっと続けようとしてもこの金額でした。

平均的な生活で贅沢をできれば良いのですが。

平均的な家賃は6万円です。首都圏であればそこまで良い住まいには住めないでしょう。良いところに住むなら通勤時間とトレードオフです。

平均的な食費は毎月4万円です。4万円は先程もありましたが、1食に置き換えると444円でした。物価が高騰している中、444円で満足のいく食事を提供している飲食店も少ないでしょう。

しかもお酒やお菓子などの料金もこの額には含まれています。1食にかけられるお金は実際もっと少ないです。自炊で食費を抑えることはほぼ必須となるでしょう。

平均的な生活はあくまで平均的な生活です。贅沢な一人暮らしではありません。

現実的な対処法は?

まずは何でも良いので少しでも動いてみることが大切です。

そして少しでもいつもと違うことをしてみることが大切です。

当たり前ですが、同じような毎日を過ごしていたら、現状と同じような結果が待っています。

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今回は、「独身女性の一生に必要なお金」についてまとめました。

■独身女性の一生にかかるお金

項目金額
家賃など住居費4,752万
食費2,770万
光熱・水道費968万
家具・家事用品費504万
被服及び履物費458万
保健医療費642万
交通・通信費1,301万
教養・娯楽費1,135万
その他の消費支出2,543万
合計1億5,073万

■年金がもらえる想定では

  • 国民年金の場合
    約1億5,073万円-約1,555万円=約1億3,518万円
  • 厚生年金の場合
    約1億5,073万円-約3,744円=約1億1,329万円

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