田舎・地方

田舎・地方の高校あるある!〜同じクラスに医者志望もヤンキーもいる〜

2022年4月17日

今回記事を担当するのは「だま」です。

私「だま」は、幼少期から小学校、中学校、高校と田舎・地方で過ごしてきました。

高校に関しては、本当に田舎の高校だったので、1学年200名程度でした!クラスとしては5クラスです。(本当に近隣の生徒を寄せ集めてなんとか200名といった感じです。)

ただ、それは10年以上前の話で今は生徒数もさらに減少しているときいてます。

悲しいものですね。

今回は、その中でも田舎・地方の高校事情について記載していきます。

田舎・地方の高校って・・・

田舎・地方の高校って都会から見れば、もちろん特殊な高校生活を送ってます。

ただ、小中学校よりも高校の方が数が少ない分、規模も大きくなり、在籍人数も多くなりますから、田舎の小中学校に比べれば、田舎の高校は特殊性においてまだマシかなと思います。

田舎の小学校の記事に書きましたが、さすがに高校ともなると田舎の中でもある程度の街にあるので、猪や鹿が校舎に侵入したりはしません(笑)。

ただ、それでもまだマシになっただけです。

田舎の高校も都会からみたら普通におかしなところはたくさんあるので、その内容をあるある形式で書いていきます。

👇ちなみに田舎・地方の小学校についてはこちら

👇ちなみに田舎・地方の中学校についてはこちら

田舎・地方の高校あるある

  • 入学時からホームゲーム
  • よくある部活こそ正義
  • 一部ユニークな部活も存在
  • 普通科が圧倒的多数
  • 医者志望もヤンキーも同じクラス
  • 有名塾に通うことは不可能
  • カラオケは大学デビュー
  • マック・スタバも大学デビュー
  • 私服で通うの禁止
  • 受験はまず都会に敗北

入学時からホームゲーム

まずは「入学時からホームゲーム」ですね。

どいうことかというと、同じ中学校からまるで中高一貫校のようにそのまま同じ高校に行くケースが多いので、入学前から知っている人が多くまるで入学時からホームゲームのような空間を味わうことが可能です。

私の場合ですが、高校は1学年に200人くらいいましたが、その半分の100人くらいは入学前から知っていました(笑)。

まず、200名のうち、同じ中学出身が70人くらいいました。(都会の高校だと考えられないと思いますがw)

そして、他中学出身者についても部活や塾に通っていたことが大きいと思いますが、中学時代から知っていたので大体30人くらいは面識がありました。

なので、新入生半分くらいは知っている状態から入学式を迎えているわけです。

これ高校の数が異常に多く、選択肢もたくさんある都会ではあり得ないことらしいんですね!

入学前から沢山の知り合いがいるっていうのは、田舎・地方の高校の特徴ですね。

ただ、高校がそんな感じなので、誰も知り合いがいない状態に慣れてなく、大学入学時に苦労するっていうのはありますけどね(笑)

よくある部活こそ正義

「よくある部活しかない」のも田舎・地方の高校あるあるです。

シンプルに人数が少ないですし、仮にその高校は人数が多くても周りの高校の人数が少なかったりで、ニッチな部活を作っても対戦相手がいないんですね。

なので、対外試合は遠征になることも多いです。

どんな部活があるかというと、例えばスポーツ系でいうと、メジャーな野球部、サッカー部、バスケ部、テニス部とかで、スポーツ系以外でいうと、吹奏楽部、書道部、放送部等です。

私の高校では陸上部とかラグビー部とかもありませんでした。もちろんラクロス等もっとマイナーな部活はありませんし、スポーツ系以外でも落研や演劇部みたいなものもありません。

一部ユニークな部活も存在

部活はマイナーなものはないと書きましたが、ただ田舎・地方特有の部活があります。

私の高校では山岳部がありました!いかにも田舎・地方らしいですよね(笑)

山に囲まれた高校でしたから、山岳部が練習するには最高の環境であることは間違いありません。 

山岳部は山・森ですが、その関連でいうと、林業部等も他の高校にはありました。また、海辺の田舎になると、海洋研究部や珍しいところだと水族館部みたいなものもありました。

田舎・地方の高校には、こういったユニークな部活はなんらかしらあると思います。

普通科が圧倒期多数

圧倒的に普通科が多いです。

これも田舎•地方の高校の特徴ではないでしょうか。

というかあんまり高校内で科が分かれていません。

分かれる程人数がいないからです。

なので、専門的なことを学びたいなら、田舎では都会にあたる地方都市に出ることが多くなると思います。(それでも分野によっではないですね)

田舎・地方には選択肢がないので、専門的なことを学びたくても近くの普通科しかない高校に通わざるを得ないというのは残念な状況なのかもしれません。

こういうところは都会に住んでいた方が圧倒的に選択肢が多いです。

医者志望もヤンキーも同じクラス

同じクラスに医者もいればヤンキーもいる!!

これも田舎・地方の高校の特徴ですね。

正確に言うと、同じクラスに医者を目指すような勉学に励む生徒もいれば、ヤンキーもいるということです。

これも選択肢が少なく、近くの高校に行くのが当たり前の環境がこうさせます。

都会だと、選択肢がたくさんあるので、例えば偏差値70を超えるような秀才は秀才が集まる高校に行くでしょう。

そして、ヤンキーという表現にしましたが、偏差値40以下みたいな生徒は、偏差値40以下の高校に行くというのが普通だと思います。

ただ、田舎・地方の場合は、先程の専門的なことを学ぶ場合もそうですが、結局、通える範囲の高校の選択肢が圧倒的に少ないので、医者を目指してようが全く勉強に興味がなかろうが近くの高校に行くという構図になるわけです。

これに関してはデメリットのように感じるかとしれませんが、メリットもあります。

というのも秀才が集まる高校って秀才しかいないので、偏差値40以下の方と関わらないと思います。

逆も然りで偏差値40以下の高校の生徒は、あまり秀才の高校の生徒と関わる機会は少ないでしょう。

色々なバックグラウンドや色々な考え方を持った人と接することができるという点では、田舎・地方の高校の良さの部分かもしれないですね!

有名塾に通うことは不可能

有名な塾がないのは田舎・地方の特徴ですね。

あったとしても普段の授業にはあまり有名でない先生がきたり、夏期講習や冬季講習のプランが都会の教室に比べて全然充実してなかったりします。

ただ、最近では、web会議システムを用いた遠隔での授業やアプリなどで有名な講師の授業が田舎・地方でも受けられる環境だということなので、有名な塾がないというのはそこまで気にすることでもないのかもしれませんね!

私もウェブで受講してました!

カラオケは大学生デビュー

田舎・地方出身者は、カラオケが大学デビューも多いです(笑)。

ここからは少し遊びの部分にも触れていきます。

これが一番都会の人に驚かれたかなぁー(笑)。

都会のようにどこでもカラオケがあるという環境ではなく、本当に街に1つしかなかったり、あったとしても高校生ではいけないスナックに多いです。

さすがに田舎・地方の中でも地方都市に行けばカラオケ自体は普通にありますが、結構街中に行かないとなかったりして、どこの駅の近くにも必ずカラオケがある、学校から家までの帰り道に普通にカラオケがあるみたいな状況は、田舎・地方では珍しくなります。

カラオケってめちゃくちゃ特別なものでした(笑)。

大変恥ずかしながら、家族で旅行に行った時にホテルや旅館についているカラオケに行くことしか高校生までやったことがなかったです。(衝撃w)

中学生や高校生はもちろん、小学生から友達とカラオケに行くという遊びが選択肢にある都会は羨ましい限りです。

マック・スタバも大学デビュー

学校帰りにマック・スタバで話すみたいなことも残念ながら大学デビューです(笑)。

これもカラオケと同じ理由です。

マックやスタバなんてないですから。

なので、カラオケと同様、マックとかスタバってものすごく特別なものでした(笑)。

私服で通うの禁止

私服で学校に通うなんて、田舎・地方の高校にはあるですかね?

そのくらい私の出身の田舎・地方では、制服で通うのが圧倒的多数でした。

というか全国の多くの都道府県では、私服で通える高校がまだないというのを現状だときいたことがあります。これは田舎・地方というよりは、地域性にもよるのでしょうが。

都会の大学に行った時に高校から私服だったと聞いた時はめちゃくちゃ衝撃を受けました‥。

ただ、毎回私服選ぶのめんどくさいとか、結局ジャージになる的なことも言ってましたし、制服って学生の時しか着れないものですから、どちらがいいかはわからないですね!

受験はまず都会に敗北

都会に大学受験に行ったらまずはじめに都会に負けます(笑)。

田舎・地方の高校から都会の大学を受験するって大変なんですよ。

まず、都会に行くところから始まります。これがまずハードルが高く、これに負けます(笑)。

慣れない・土地勘もない・Suicaって何?レベルの状態で、まずはホテルに向かいます。家から受験会場に向かう的な描写がよく受験系のドラマなどで描かれますが、あれはめちゃくちゃ羨ましかったです。基本的には田舎・地方の高校生はホテルに前泊し、翌日受験会場に向かいます。

これが嫌で、いつもと違う慣れない都会で、慣れないホテル暮らしで受験に臨む形になります。

参考書を何冊もキャリーバックに詰めて、ホテルで家の勉強机と同じような環境を作り出そうとするのですが、上手くいかなかったのを覚えています。

なので、田舎・地方の高校から都会の大学を目指す際は、受験の対策以外に、受験地が都会であるならまずはホテルに慣れる(いつもと環境が違うところで勉強すること慣れる)とか受験地への交通手段に慣れるとかそういった対策も必要かもしれないですね!

とはいえ普通に田舎・地方の高校も楽しい!

色々と書いてきましたが、田舎・地方の高校は、勉強も部活も遊びもそうですが、総じて「選択肢が少ない」ということが挙げられます。

選択肢が少ないってマイナスイメージの言葉ですが、だからといって田舎・地方の高校生活が楽しくないわけでは決してありません!

結局楽しい楽しくないって、周りに友人がいるかとも大きく影響すると思うんですね。

周りに誰かいれば、面白くないことも面白くなりますからね!

高校というか幼稚園の時であろうが、会社員の時であろうが、結局ある程度周りに友人もしくは気軽に話せる・遊べる人がいないとどこにいようがどんな環境だろうが楽しくなかったりもしますからね。

まとめ

今回は、実際に経験した田舎・地方の高校事情について記載してきました。

■田舎・地方の高校あるある

  • 入学時からホームゲーム
  • よくある部活こそ正義
  • 一部ユニークな部活も存在
  • 普通科が圧倒的多数
  • 医者志望もヤンキーも同じクラス
  • 有名塾に通うことは不可能
  • カラオケは大学デビュー
  • マック・スタバも大学デビュー
  • 私服で通うの禁止
  • 受験はまず都会に敗北

■田舎・地方の高校だから楽しくないは間違い

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