研究職

研究職がやめとけと言われる理由4選〜実情はこんな感じです〜

2022年7月30日

記事を担当するのは「まだ」です。

助手の「だま」です。

だま

簡単プロフィール

  • 偏差値36のど田舎高校卒業
  • 大学から研究に目覚める
  • 研究職10年以上の研究職ジャンキー
  • 20代で助教就任
  • 現在、旧帝大にて助教として勤務中
  • 既婚で子ども1人います

現在、地方の旧帝大で研究職(助教)として働いています。

偏差値36のど田舎高校卒業の私からすれば、周りは東大・京大・阪大出身ばかりの環境は少し異質ですが、日々研究活動に没頭しております。

研究に関しては、大学4年生のときに研究室に入ってからなので、かれこれ約10年ほど研究ばかりしています。

研究職ジャンキーですね!

だま

今回は、これから研究職を目指されている方へ

研究職がやめとけと言われる理由4選

について記載していきます。

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研究職とは・・・

そもそも研究職とは何かということについて、簡単にまとめます。

研究職は学術的アプローチにより、これまでにない技術や理論を創出する仕事です。

研究職は「基礎研究」「応用研究」に分類できます。

基礎研究

基礎研究は、まだ発見されてない未知の物質や原理を発見し、そのメカニズムなどを理論的に解明していく研究のことです。

基礎研究は、より学術的なアプローチが求められ、大学や国の研究機関で行われている場合が多いです。

応用研究

応用研究は、基礎研究により発見された知識を利用して、実用化に向けて発展させる研究です。

応用研究は、新しい物質や原理を利用して、製品やサービスをつくり出すため、企業で行われる場合が多いです。

研究職をやめといた方がいい理由4選

(1)労働時間が長い

まず、研究職は労働時間が長いです。

これはイメージ通りかもしれませんね。

  • 通常:8時~21時の約13時間労働
  • 繁忙期:7時~23時の約16時間労働
  • 土曜出勤の週6勤務
  • 祝日なし
  • 繁忙期は日曜も休みなし

なかなかのブラック企業(笑)

だま

これに加え、裁量労働制なので、残業代は基本的にでません。

年収は450万ぐらいなので労働時間の割に給料は少ないのかな?と思います。

とはいっても…

研究職の労働時間については、いろいろな考え方があると思います。

例えば、論文や専門書を読む時間は労働時間にカウントするのか。

どこまでが仕事で、どこからが自己研鑽の時間なのか。

私の感覚としては、「労働時間=給料」ではないと思っています。

研究職に就いている人は、その研究が好きでやっている人がほとんどです。なんなら研究が趣味というレベルです。

なので、労働時間が長くても、土日出勤しても自分の好きな研究ができているから、給料はそこそこでいい。という考えです。

注意

特に大学の研究職なのでカテゴリーでいうと、大学の職員(みなし公務員)になります。

なので、「結局公務員だろ?」的なことをよく言われます。

ただ、大学に属しているとはいえ、いわゆる市町村役場やそれこそ大学の事務職員のような働き方とは違います。

公務員的な働き方「労働時間=給料」をしたい方には、研究職は向いていないかもしれません。

(2)人間関係が難しい

次に大変なのが人間関係です。

イメージ通りだと思いますが、研究職の人は変わった人が多いです。

大学の先生になった人は、大学院で博士課程を取得して、社会に出ることなく、大学で研究を続けている人がほとんどです。

なので、大学の先生は組織やチームとして仕事をしたり、お客さん相手に仕事をした経験がなく、協調性やコミュニケーション能力に問題がある人が多いと思います。

ということはあなたも?(笑)

だま

変わっていることは否定しませんよ(笑)

もちろん、まともな先生・研究者もたくさんいいますので、どのような人と巡り合うかは運ですね。

(3)羽目を外せない

研究職、特に大学で働いていると、あまり羽目を外したことはできません。

公務員の人と同じような感覚ですかね。

大学の研究職に就くと、顔・名前・業績などはインターネットに公開されるケースがほとんどです。

大学の先生としても、自分の研究の成果などを、対外的にアピールして共同研究などに繋げる必要があるため、さまざまなメディアに出ることになります。

なので、羽目を外した行動をとると、外部からの信頼を損ね、大学にも迷惑をかけることになります。

お酒の席で羽目を外しすぎて、大学でトラブルになった先生も見てきました。

なので、他の職種に比べて、研究職というだけで「しっかりしないといけない」というレッテルを張られる感はありますね。

たしかにめんどくさいですね

だま

(4)出会いが少ない

研究職は出会いが圧倒的に少ないです。

研究職、特に自然科学系の研究をしていると、研究とは自然との対話になります。相手は人ではなく、物質だったりします。

なので研究だけをしていると人に出会う機会は少ないです。

さらに日本で研究職に就いている方で、女性の割合は、全体の約2割しかいません。

分野によっては男性しかいない研究室や女性がいても一人みたいな研究室もたくさんあります。

このような職場環境では出会いはなかなかありませんよね。

私が働いている大学でも教員20人いて一人も女性がいません。

男くさいですね。

だま

一方、研究職以外の事務系の仕事(総務や経理)には比較的女性が多い傾向にあります。

実際に既婚率が高い男性の職業ランキングは、以下のようになっています。

  • 経理
  • 公務員
  • 医療関係

なので、自分から積極的に動いて、研究職以外の方とも話せるようになると出会いの可能性は上がりますね。

なので、基本的にはマッチングアプリ等の活用になってくるでしょう。

ただし、先程前述したように、研究職は休みが少ないです。なので、デートに行ける時間も限られますし、また結婚ともなると、この労働環境を理解してくれる人に出会わなければなりません。

👇ちなみに「研究職の出会い」について記載した記事はこちら

合わせて読みたい

まとめ

今回は、研究職がやめとけと言われる理由ついて記載いたしました。

研究職がやめとけと言われる理由4選

  • 労働時間が長い
  • 人間関係が難しい
  • 羽目を外せない
  • 出会いが少ない

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