研究職

研究職になるには大学院に行くことが必須!研究職ジャンキーが教える研究職になるために辿る経路。

2022年6月11日

記事を担当するのは「まだ」です。

簡単プロフィール

  • 偏差値36のど田舎高校卒業
  • 大学から研究に目覚める
  • 研究職10年以上の研究職ジャンキー
  • 20代で助教就任
  • 現在、旧帝大にて助教として勤務中
  • 既婚で子ども1人います

~こんな人に読んで欲しい~

  • 研究職を検討中の大学院生の人
  • 研究職を目指している人
  • 研究職が何をやっているのか知りたい人

私は現在、地方大学の研究職として働いています。

研究に関しては、大学4年生のときに研究職に入ってからなので、かれこれ約10年ほど研究ばかりしています。

研究職ってやっぱり会社員の方からすると普通ではないようで・・・。

  • 研究職ってどうやったらなれるの?
  • 研究職ってどこで働いているの?
  • 研究職って何やってるの?
  • 研究職って全員メガネかけてるの?

と最後のは冗談ですがかなり珍しがられます。

なので、、、

どういう経路を辿って研究職になれるのか?

ということについて記載していきます。

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そもそも研究職は日本に何人いるのか?

2018年3月31日現在の我が国の研究者(企業、非営利団体・公的機関及び大学等の研究者の合計)は、86万6,950人である。そのうち約58%を占める企業の研究者49万8,732人。

引用:令和元年度情報通信白書「研究者数」(総務省)

令和元年度の情報通信白書(総務省)によると

企業、非営利団体・公的機関及び大学等の研究者の合計は約87万人となっています。

私の経験上では研究者であることをかなり珍しがられるので数が少ないと思いましたが、研究者は意外と沢山いますね!

研究職になるにはどうしたらいいの?

さて本題に移ります。

ここからはどうやったら研究者(研究職)になれるのかについて記載していきます。

研究職になるためには…

  • まずは大学に行く
  • 次に大学院へ進む
  • 英語をマスターする
  • 学会でアピールする
  • 民間もしくは公的機関の研究者になる

(1)大学に行く

研究職に就くには、まず大学に行き学士号を取得します

高卒で研究職に就くのはかなり大変だと思います。

基本的には研究職に就いている方は圧倒的に大卒が多いです。私の周りだけでいうと高卒で研究職に就いている方にまだ会ったことがありません。

しかし、もちろん完全に無理という訳ではなく、企業に入社してよっぽどすごい成果を出せば研究職に就くことは可能だと思います。

一般に、製品開発などを行う研究職ではなく、製品の品質管理などを行う技術職であれば大学に行かなくてもなれます。

大学院に進学して修士号を取得すると、さらに研究職に就ける可能性が上がります。

企業による理系学生の採用状況をみると、修士号取得者32.1%、学士号取得者25.4%であり、修士号取得者が有利であることがわかります。

一方、博士号取得者は9.2%と低くなっています。

これには様々な要因がありますが、欧米に比較し日本では企業の研究職に占める博士号取得者の割合が低いのが現状です。

少しずつではありますが、企業側も博士号取得者を採用するマインドに変わりつつあります。

ポイント

とはいえ、今の日本では、修士号を取得してから研究職に就くのがお得かもしれません。

一方、大学で教育研究に携わるためには、博士号が必須になりますので要注意です!

(3)英語をマスターする

大学・企業で研究するには英語が必要です。

これはTOEICで高い点数を取っておけば良いというものではありません。

  • 英語でコミュニケーション取る
  • 英語で書かれた文献から情報を収集する
  • 英語の文章を書く

このようなスキルを身に着けていると研究職になりやすくなります。

最近は企業のグローバル化が進み、研究職には専門性だけでなく、英語も求められます。

日本の企業だけで競うのではなく、世界中の企業の研究者がライバルになるわけです。

企業・大学の研究者にはグローバルに活躍できる研究者が求められているので、そのツールとして英語をマスターしておくとよいでしょう。

(4)学会でアピールする

学会でアピールすることも必須です!

大学、特に大学院に進学すると、研究室に所属して研究をします。

そこで得られた結果は学会で成果発表します。

学会には大学の先生や企業の研究者など数千人の人が集まります。各分野に分かれて、自分の実験結果をパワーポイントやポスターにして発表します。

学会は年に2回ほど開催されるのですが、そこで積極的に発表することで、大学の先生や企業の研究者に名前を覚えてもらえます。

ポイント

学会で発表することで、実績はもちろんつきますが、名前を覚えてもらえるのも大きなメリットです。

大学も企業も知らない人よりは知っている人を採用したいので、学会でアピールすることで研究職にぐっと近づきます。

(5)①民間企業の研究職になる

これまでの記事を読むと、研究職になるには、、、

大学院に行ってバリバリ研究して、英語もマスターしてと少々大変と思われたかもしれません。

しかし、民間企業で研究職になるのは、それほど研究力は求められません。

そもそも、大学でやってきた研究が直接企業の研究に活かせるということはほとんどありません。

ポイント

そのため企業は学生に専門性を求めていいるというよりは、その人の研究の進め方や人間性を重視しています。

専門性は企業に入社してから伸ばせます。

なので大学時代に研究の進め方を学び、学会などに出てコミュニケーション能力を高められるようにしましょう。

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(5)②大学等公的機関の研究職になる

大学などの国の公的機関で研究をしようとすると研究力が求められます。

また、大学院で博士号を取得する必要があります。

  • 研究遂行力
  • 論理的思考力
  • 英語論文執筆力

など様々なスキルが求められます。

ポイント

大学院博士課程の期間に、これらスキルを伸ばし、どれだけ多くの成果を出せるかが重要になってきます。

成果とは英語論文や学会発表です。

また先ほども記載しましたが、積極的に対外的に成果発表することで、名前を覚えられ、採用されるチャンスが広がります。

まとめ

研究職になるにはどのような手順を進めばよいか

  • まずは大学に行く
  • 次に大学院へ進む
  • 英語をマスターする
  • 学会でアピールする
  • 民間もしくは公的機関の研究者になる

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