今回は、田舎ではなく「ど田舎」に実際に住んだ経験をもとに、ど田舎暮らしって実際はどうなの??について記載します。
記事を担当するのは「まだ」です。
こんな人に読んでほしい
- ど田舎暮らしへの興味がある人
- ど田舎への移住を考えている人
- ど田舎出身の人
- ど田舎って楽しくないと思っている人
皆さんの周りにも地方出身や田舎の出身の方はいるのではないでしょうか??
私「まだ」に関しても田舎出身ではあるのですが、その辺りに地方・田舎出身とはレべちです。(笑)
- 360度山に囲まれ
- 朝は小鳥のさえずりで目覚め
- 猪を狩猟し
- 狩猟した猪・採取した山菜を食卓に並べ
- 囲炉裏の前で団欒し
- 薪で火をおこした風呂につかる
といった、田舎の中でもさらに田舎、いわゆる「ど田舎」で高校卒業するまで18年間過ごしてきました!
今回は、実際にど田舎に住んだ経験から、ど田舎暮らしのメリットやデメリットについて記載していきます。
一応、高校卒業以降は地方都市や都会の生活、海外での生活にも触れて来たので、ど田舎を内からそして外から見た視点も備わってますのでご安心を。
Contents
ど田舎と田舎の違いは?
田舎(いなか、英: Countryside, Rural area)は、都市、都会、都(みやこ)などの対義語となる概念。
「田舎」という概念は、都市というものが出来てはじめて(対比的に)登場した。一般に、都会ではない場所、人口や住宅の少ない地域が田舎とされている。とはいえ「田舎(地方)」と「都会(都市)」に二分するとしても、はっきりとそのような境界線があるわけではなく、線引きのしかたは様々ありえて曖昧である。
「田舎」『ウィキペディア フリー百科事典日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
最終更新日時:2021年12月3日 12:04(日本時間)
「田舎」のはっきりとした定義というものはありませんでしたが、Wikipediaに「田舎」については上記の記載がありました。
しかし、Wikipedia先生をもってしても「ど田舎」については記載がありませんでした!
「ど田舎」恐るべし・・・
なので、簡単に私が思う「ど田舎」について下に定義していこうと思います。
ど田舎の定義
- 付近の森林面積が99%以上(道路や畑以外は森林)
- 持ち家の庭が東京ドームぐらいある
- コンビニが一番近くて車で30分
- 電車&バスなどの公共交通機関がない
- 週1回は猪・鹿・猿のうちのどれかに遭遇
- 自分の山や川を持っている人が普通にいる
こんなところですね!
「田舎」は普通にコンビニとかは近くにありますし、公共交通機関がないなんてことはありません。
また、月に1回はあるかもしれませんが、週に1回獣の類と遭遇しないでしょう!
同じ田舎でも「田舎」と「ど田舎」では意外と違うことが分かります。
ど田舎暮らしのメリット
さてここからはど田舎暮らしのメリデメについて。
まずはメリットから!
自然と暮らせる
ど田舎暮らしの最大のメリットは何といっても自然の中でリラックスできることではないでしょうか。
自然に囲まれて生活すると時間の流れがゆっくりでとても心地よいです。
電車や車の騒音はなく、聞こえるのは川のせせらぎと小鳥のさえずりです。
四季折々さまざまな景色も楽しめます。
また、動物園に行かなくても、猿・鹿・イノシシあたりは見られます。(笑)
人間関係を気にしなくていい
近所の目を気にせず生活できるのもメリットだと思います。
ど田舎は基本、家と家との距離が離れています(最低25メートル)。
私が高校卒業まで過ごした家は、360°山に囲まれ、近所は数百メートル離れていました。なので積極的に関与しない限り、近所の情報は入らないです。
- 近所の目を気にせずBBQしたり
- 花火をしたり
- 酒盛りをしたり
なんでも自由です。
田舎では近所付き合いが大変なイメージがありますが、ど田舎ともなると近所付き合いする近所がいないので非常に気楽です。
食材費0円
ど田舎では食材費が極めて少なくて済みます。
ど田舎の人は、大なり小なりほぼ100%個人の畑を持っています。
なので、畑で春夏秋冬さまざまな野菜を栽培して、その時期の新鮮な野菜を食べています。
基本、野菜は自給自足で、肉や魚はスーパーで買うといった感じです。(スーパーといっても5キロくらい離れてますが)
災害などで物流が滞っても、1カ月は生き延びられます。(笑)
新型コロナウイルス等の影響皆無!?
2020年頃から猛威を振るった新型コロナウイルス。
このようなウイルスが流行してもど田舎ともなると然程関係ありません。
ど田舎では「3密(密閉・密集・密接)」の状況になりずらく、ウイルスなどの感染症の影響がほぼ皆無です。
都会ではどこへ移動するにも電車に乗る必要があり、人込みだらけです。
ど田舎ではそういった心配は一切ありません。
ど田舎暮らしのデメリット
車がないとかなり不便
さてここからはど田舎暮らしのデメリットについてです。
ど田舎のデメリットでまずこれは外せません。
車がないとかなり不便というのは書かなくてもわかりますかね。
車がないとど田舎では生活することができません。生活できなくはないですがかなり不便です。
ど田舎の特徴として、普通に一番近いコンビニ・スーパーでも5キロとかあります。
なのでさすがに5キロを自転車は現実味がありません。
ど田舎に限らず田舎でも車は必須です。
人間に会わな過ぎてもしんどい
人間に会わな過ぎてしんどくなるのはど田舎暮らしのデメリットです。
メリットのところで人間関係を気にしなくていいと書きましたが、一方で気にならなすぎる、すなわち全く人に合わない、会う機会がかなり少ないのがど田舎です。
人に会わな過ぎると自分ひとりの時間が長くなり、もしくは限られた人とばかり会うこととなり、刺激がなくそれはそれでしんどくなります。
まあ例えるなら、一人暮らしの土日、ずっと家にいた感覚ですかね。
人間、人と会い過ぎるのもストレスが溜まりますが、会わなすぎるのも疲れます。何事もバランスが重要ですね。
虫はもちろん多い
虫が多いのもデメリットのひとつです。
都会で暮らしているより、何倍、何十倍、何万倍もの虫を見ることになります。
夏の夜に部屋の電気をつけていて、窓を閉めていると、異常な数の虫が窓にくっついています。
これに耐えられない・許容できないのであれば、ど田舎で暮らさない方がいいかもしれません。
ど田舎には必ず虫がついてきますので要注意です。
動物が危険
メリットの部分で、野生の動物が普通に見えると書きましたが、野生の動物は関わり方を間違えるとかなり危険です。
私は幼少期のころ、イノシシと道端で対峙したときは非常に怖かったことを覚えています。
野生の動物ってやっぱり怖いですよ。
なので動物が危険というのはデメリットの部分に入ってしまいます。
とはいっても、実はこれまで地元のど田舎で野生の動物に人が襲われたというのは聞いたことがないです。
よくニュースで取り上げられたりするので、野生の動物に襲われるのが普通だと思われるかもしれません。
しかし、実際ど田舎で過ごした私からすると、野生の動物は対峙したときにほぼ100%あちらから逃げます。
なのでそこまで気にしなくてもいいです。
郵送物はかなり遅い
郵送物はかなり遅いというのもど田舎のデメリットの一つです。
楽天やAmazonでは、都会にいると翌日配送が普通で、なんなら当日配送もありますよね。
もちろん地域性によりますが、残念ながら私の地元のど田舎では、届くまでに3日ほどかかっていました。
楽天やAmazonがあるから、別段ど田舎でも買い物に困らないだろうと思っている人かもしれませんが、3日こないことには注意です。
やっぱりすぐ来るというのは、かなりメリットなんだとど田舎暮らしを経験しているとより一層感じます。
ただ、あんなど田舎に3日後に届けてくれる楽天やAmazonに感謝ですけどね(笑)
なんだかんだ落ち着く
これまで色々とメリットとデメリットを書きましたが、どんなことにもいいこと悪いことはあります。
個人的な感想としては、やっぱりど田舎はすっごい落ち着きます。
人間やっぱり昔は大自然の中にいたからなんですかね。
落ち着くという意味ではど田舎は最高です。
しかし、デメリットもたくさんあるので、ど田舎というか田舎・地方で住みたいと考えている人は、一度土日だけの体験移住みたいなのから始めるといいかもしれませんね。
まとめ
今回は、実際に経験したど田舎暮らしについて記載してきました。
メリット
- 自然と暮らせる
- 人間関係を気にしなくていい
- 食材費は0円!?
- 新型コロナウイルスの影響皆無!?
デメリット
- 車がないとかなり不便
- 人間に会わな過ぎてもしんどい
- 虫はもちろん多い
- 動物が危険
- 郵送物はかなり遅い