今回記事を担当するのは「まだ」です。
略歴
私「まだ」は、田舎・地方で生活しており、幼少期から小学校、中学校、高校、大学、社会人と現在に至るまで田舎・地方の酸いも甘いも知り尽くしてきました。(言い過ぎか)
今回は、その中でも田舎・地方の小学校事情について記載していきます。
私も高校に入ったくらいのときには、人の多さにびっくりしたものです。(それでも200名くらいですけど(笑))
小学校に関しては、本当にど田舎の全校生徒が12名程の小学校だったので、普通では味わえない小学校ライフを送っていました。
もし、ど田舎にお子さんと移住されるのであれば、お子さんはこういった環境で育つので注意が必要です(笑)
今回は、田舎・地方の小学校のあるあるついて記載します。
👇ちなみに田舎・地方の中学校についてはこちら
👇ちなみに田舎・地方の高校についてはこちら
Contents
田舎・地方の小学校はやっぱり特殊!?
田舎・地方の小学校は結論からいうとかなり特殊です(笑)
高校はまだマシですが、中学校まではかなり特殊です。
シンプルに人数はかなり少ないですし、運動場に猪や鹿などの本物の獣が出たり、特殊な行事があったり、入学前からみんな近所の人で知ってたり、都会の小学校ではありえない事象が起こりすぎますので、以下にその内容をあるある形式で書いていきます。
田舎・地方の小学校あるある
- 2学年1クラスが標準装備
- 運動会は小学生だけではない!?
- 少年野球クラブしかない
- 校舎に乱入するのは本物の獣w
- 児童の割に先生の数が異常
- 中学校にあがると人が多くてめまいがする
- サッカーボールは見つからない
- 廃校後の方がおしゃれになる(笑)
2学年1クラスが標準装備
小学校は2学年1クラスが標準装備!
まずは田舎・地方の小学校あるあるではずせないのがこれ!
といってもど田舎限定にはなりますが。
1学年1クラスなんてまだいい方です。2学年1クラスが普通です!都会の人からしたありえない状況かと思いますが、標準装備でこの状況が起きてます。
まず、現在の義務標準法(公立義務教育諸学校の学級編制および教職員定数の標準に関する法律)では、1クラスの上限は小学1年生のみ35人、小学2年生~中学3年生は40人とされてます。
1学年35人というのが、1クラスになるか2クラスになるかの境目なんですね。なので、1学年36人いれば、18人と18人の2クラスに分かれるということになります。
ただ、2学年1クラス(複式学級というらしいです)の基準はどこなんでしょう。なんと、1学年4人いれば2学年1クラスではなくなるということです。
なので、2学年1クラスになっている時点で、1クラス6人以下ということが確定します。
衝撃ですよね(笑)。当時は何も思わなかったですし、2学年が同じ教室で勉強するのが普通だと思ってました。
しかし、これがど田舎の普通なんです。なんせ全校生徒で20人以下とかでしたから(笑)
何も疑うことなく、普通に2学年1クラスで授業を受けていました。
ちなみに、学年が違うと習う内容が違いますよね?
これ2学年が同じクラスだとどのように対応していたかというと、教室って前にもう後ろにも黒板がありましたよね?これで対応するんです!
例えば、3年生の授業は前の黒板で行い、ある程度進んだら、演習を行って、その間に、後ろの黒板で4年生の授業をするといった具合です。
先生、器用・・・(笑)
運動会は小学生だけではない!?
運動会の参加者は小学生だけではありません。
運動会といえば小学校の行事で一番楽しいものといっても過言ではありません。
その運動会も田舎・地方では独特です。
なんせ全校生徒が20名以下なので人数的に成立しないんですよね(笑)
なので、田舎・地方の運動会は、親はもちろん、通っている小学生とは関係ない、地域の方々が続々と参加します!
地域別で順位付けされ、トロフィーが与えられます。もはや地域の運動会です(笑)
ただ、だからといって楽しくないわけではなく、もちろん小学生が主役ではあるので、普通に楽しめます!(熱くなりすぎる大人もいますがw)
少年野球クラブしかない
少年野球クラブしかない。
これも田舎・地方の特徴です。
今は少年サッカークラブしかないといった方がいいかもしれません。私の時代はまだ野球の方がサッカーより人気があったので、少年野球クラブしかありませんでした。
人数が少なすぎて一つの競技のチームしかできないのです!
なので、私の地域では、少年野球クラブしかないため、サッカーがしたい小学生はど田舎ではない田舎のサッカーチームに遠路遥々通ってました。
もちろん、ラクロス部やセパタクロー部なんてマイナーなクラブはありません。(都会の小学校でもないかw)
あるのは、昔ながら野球やサッカー、バスケといった一般的なスポーツクラブがどれか一つあるだけです。
校舎に乱入するのは本物の獣w
校舎には本物の獣が乱入してきますw
校舎に犬が乱入して、その日は授業にならない!なんていうのはよく聞きますが、田舎・地方はまた一味違います。
乱入するのは犬ではありません。本物の獣です(笑)
猪、鹿、猿など本物の獣が乱入し、校舎を闊歩します。
かといって、これも慣れたもので、「あーまたうりぼー(猪の赤ちゃん)がきてる!」なんて感じで、本物の獣といえ、何も焦ることなく、日常風景として自然と受け入れています。
ど田舎に転校したら、びっくりするかもしれませんね(笑)
児童の割に先生の数が異常
児童の割に先生の数は異常に多いです!
私の小学生時の全校生徒は12名程、先生は10名います。
マンツーマン授業(笑)
小学生にとっては良い環境かもしれないですね。
かと言ってそもそもの能力が低いのが集まったのがど田舎ですから、別段とても優秀になるわけではありません。(笑)
サッカーボールは見つからない
サッカーボールはどこかに消える
まず前提として、先程、少年野球クラブしかないと書きましたが、もちろん昼休み等は普通にサッカーもします。
そのサッカーの時に発生するのが、この「サッカーボールが見つからない」です。
これも田舎・地方あるあるかと思いますが、運動場のネットを超えちゃうとジャングルが広がってたりするんですよね。(笑)
なので、一度サッカーボールをジャングルに落としてしまうと、もはやそこは樹海。
二度とサッカーボールは戻ってこなく、どこかへ消えてしまいます。
樹海は言い過ぎだとしても、普通に運動場のネットの外は危なかったり、迷ったりすることもあるので、サッカーボールを見つけに行かない方が無難です。
中学校にあがると人が多くてめまいがする
中学校は人が多すぎて慣れるまでめまいがします。
これも田舎・地方、もしくはど田舎小学校出身者のあるあるです。
これまで全校生徒12名だったのに、中学校に行くと、田舎・地方と言えど、近隣の小学校から集まってきますから、いきなり全校生徒が三桁の100名とかになります。(100名でも少ないのはツッコまないでください・・・)
今までのいきなり10倍くらいの人口になりますから、環境に耐えられず、体調が悪くなり、めまいがするんですよね。
これに関しては、都会の方でも環境が変われば五月病じゃないですけど、少し精神的にも体力的にも疲れてしまうと思います。
ただ、田舎・地方の出身者にとっては、これまで完全な顔見知りでとても少ない人数で和気あいあいとしていたところから、本当にガラッと環境が変わりますから、より五月病パンデミックが起こります。
あと、中学校で自分が井の中の蛙であったことを思い知らされます。
私も全校生徒12名の小学校ではお山の大将でしたが、中学校ではよりすごい奴がいくらでもいて、自分が蛙だったことをを思い知らされました。(まあこれはどこでもあるあるですよね)
廃校後の方がおしゃれになる(笑)
最後は少し毛色が違いますが、廃校後の方がおしゃれになります。(笑)
残念ながら、全校生徒12名からもわかるように、特にど田舎の小学校はよく廃校しています。
私の小学校も大学生の時に廃校になってしまいました。
ただ面白いのは、今、廃校した小学校の利活用が流行っていて(というよりやらざるを得ないのか)、例えば、おしゃれな古民家になったり、おしゃれなカフェになったり、リフォームしてきれいな宿泊施設になったり、珍しい例では水族館にもなります。
あとは変わり種でいうと、逆に何もリフォームせずそのままの状態で、チャイムなんかも鳴らしながら小学校時代に戻れるツアーみたいなのもやってたりします。
なので、廃校前の小学校ってボロボロだったりするんですけど、廃校後の方がおしゃれな空間に生まれ変わります。
それでも田舎・地方の小学校は楽しかった!!
2学年で1クラスだったり、少年野球クラブしか選択肢がなかったり、本物の獣が校舎に乱入したり、サッカーボールはなくなるし、中学校に入ったら井の中の蛙だったことを思い知らされるし、散々なことを書いてきました。
それでも小学校は楽しかったです!!
なので、仕事の転勤とか田舎・地方への移住とかでお子さんがど田舎の小学校に通うことになっても、全然楽しめますのでそこはご安心ください。
まとめ
今回は、実際に経験した田舎・地方の小学校事情について記載してきました。
■田舎・地方の小学校あるある
- 2学年1クラスが標準装備
- 運動会は小学生だけではない!?
- 少年野球クラブしかない
- 校舎に乱入するのは本物の獣w
- 児童の割に先生の数が異常
- 中学校にあがると人が多くてめまいがする
- サッカーボールは見つからない
- 廃校後の方がおしゃれになる(笑)
■それでも小学校は楽しい!!