田舎・地方

親が先生だと苦労すること8選!3世代教師一家で育った私が教えます。

2022年5月19日

記事を書いたのは「だま」です。

プロフィール

  • 幼少期から小学校、中学校、高校と田舎・地方で過ごす
  • 両親先生、おばあちゃんも先生の教師一家
  • 教師一家の特殊性、ならではの苦労を多数経験

私は、幼少期から高校卒業までの18年間を田舎・地方で育ちました。

そして、両親は学校の先生であり、おばあちゃんも先生という教師一家で育ってきました。

教師一家って、やっぱり普通の会社員家庭よりは特殊で、そのおかげで数々の苦労がありました。

田舎・地方って先生の割合が多かったりするんですが、(後程記載してます)

田舎・地方出身で教師家庭で育っていたら、共感できる内容だと思います。

今回は、そんな親が先生だとここがつらい!!について記載していきます。

そもそも先生ってどのくらいいるのでしょうか?

そもそも全国に先生ってどのくらいいるんでしょうか?

引用:学校基本調査(文部科学省)

上の図は、文部科学省が出している学校基本調査です。(平成17年5月1日現在と古いですが・・・)

幼稚園の先生等も合わせると、100万人以上もいます。

平成17年時の労働人口が大体6,000万人くらいですから、60人に1人くらいは先生ということになりますね。

ただ、100万人以上となると多いように思いますが、割合として60人に1人と考えると、労働者全員に子どもがいると仮定した場合、

1クラス40人に1人も親が先生の子どもがいない可能性も十分にあり得るということなので、やっぱり先生の子どもって少ないなとも感じます。

田舎・地方の方が先生が多い!?

田舎・地方にいたことがある人は、感覚的にわかるかもしれませんが、冒頭にも記載した通り、田舎・地方の方が先生の割合が多いようです。

都道府県別教職員数 - とどラン
引用:都道府県別教職員数(都道府県別統計とランキングで見る県民性) 最終更新日:2010-9-14な

上記は、都道府県別統計とランキングで見る県民性というサイトから引用した「都道府県別教職員数」です。

東京都や大阪府、愛知県や福岡県など、主要な都市では教職員の割合が低くなっているのに対し、田舎・地方の島根県や高知県等では、教職員の割合が高くなっているのが分かります。

本当にきれいに都市部と地方で分かれてますね!

田舎・地方の割合が高いからといって、決して先生の子どもが多数派ではありません(笑)

多数派だったら、これから書く「先生の子どもはつらいよ」ってならないんですよね・・・。

親が先生だと苦労すること8選!

さて、ここからは、私が実際に感じた「親が先生だと苦労すること8選!」について記載していきます。

  1. 勉強ができないといけない
  2. 運動もできないといけない
  3. 規律やルールを守らないといけない
  4. これは良い悪いの判断基準になる
  5. 親と同じ学校だと必ずいじられる
  6. 担任の先生が大体自分のことを知っている
  7. 悪いことをしたら一瞬でバレる
  8. 通信簿などの成績は隠し通せない

まずは勉強ができないといけない

まずは第一になんと言ってもこれでしたね。

勉強ができないといけない

勉強を教えている立場の人間である先生の子どもということで、周りからすると勉強ができて当たり前みたいな空気感があります(笑)

これが結構プレッシャーで嫌だったのを覚えてます。

周りからのプレッシャーもそうなのですが、先生である親からのプレッシャーもあります。

私の親はマシでしたが、親が先生の教育パパ・ママは周りにいて、別段、進学校に通わせるためというより、世間体?のために小学生のうちから結構勉強させている家庭もありました。

まぁある程度仕方のないことであり、自意識過剰かもしれませんが、先生の子どもである以上、勉強に関しては一定の期待感というか圧力というのは子どもながらに感じておりました。

意外と運動もできないといけない

意外と運動もできないといけないのが、先生の子どもの辛いところです。

これは、親がどの先生かにもよりますが。

体育の先生やスポーツ系の部活の顧問、または運動会等スポーツ系のイベントを仕切る先生等が親であると、先程の勉強と同じで、周りからの妙な期待感とプレッシャーが少なからず存在します。

私の親は、小学校の先生でしたが、スポーツも頑張る系の先生だったため、スポーツももちろん出来るんだろ?的なプレッシャーはありました…。

スポーツに関しては、学校内で大活躍できるほどの運動神経やポテンシャルを持ち合わせておらず、できないときには多感な時期でもあったため、すごく嫌でしたね。

規律とルールを守らないといけない

規律とルールを守らないといけない!というのは、先生の子どもの鉄則です。

これが何かに縛られたくない子どもには一番嫌なところかと…。

幼少期から親元を離れる高校生の卒業まで、この呪縛はずっと付き纏ってました。

例えば、小学校の時の「5時のチャイムが鳴ったら家に帰りましょう」。

夏休みや冬休みが始まる前に教室で先生から一度は言われた経験があるのではないでしょうか?

友達の家に行った時や公園等の屋外で遊んだ時には5時がきたら帰りましょうってやつなんですが、これって小学校の高学年になるにつれて守らなくなりませんか?(笑)

「5時に帰りましょう」ってのは、暗くなったら危ないから帰ろうねっていう趣旨だと思いますが、5時って夏場なら普通にまだ明るいですし、たしかに守る必要がないといえばないのかもしれません。(笑)

それでもこれを守らなければならないのが先生の子どもです!

「5時には帰りましょう」と言っている先生の子どもが守らないのであれば本末転倒ですね(笑)。

ということで、小学生の時はみんながまだ6時とか7時まで遊んでいる中、寂しさや悔しさを抱えながら、トボトボと5時に帰っていく情景は今でも覚えています‥。

こちらは一例でありますが、その他にも学校が敷いているルールというものは、それを児童や生徒に伝えている先生の子どもである以上守らなければならなかったというのは子どもながらに非常に億劫でした。。。

●●先生の子どもがやっているから大丈夫など何かの線引きになりがち

先生の子どもは、何かの線引き、特にこれはルール的に悪い?悪くない?の線引き(判断基準)になりやすいのが特徴です。

今思えばかわいいものですが、

  • 小学生の時って変にまだ友達の家にお泊まりは早い
  • 子どもだけで遠出に遊びに行くのはまだ早い

といった学校から明確に言われているわけではない暗黙のルールみたいなのありませんでしたか?(言われている学校もあるかと思います)

とはいえ、遠出に遊びに行きたくなりますよね。

そんなときに遠出に出て遊んで良いか悪いかの基準になるのが私のような先生の子どもです。

「先生の子どもがやっているから大丈夫!」なんて言葉は、友達の親から何度聞いたことか(笑)。

これもこれでなんか責任をしょっているようで結構嫌だったのを覚えてます。。。

同じ学校に親がいると必ずいじられる

同じ学校に親がいると必ずいじられます(笑)

これは自分が通っている学校にら先生である親が在籍している子どもなら100%経験することだと思います。

私は小学生のときに、母親が同じ小学校にいたのですが、『ママいるやん。』的ないじりは、何百回されたかわかりません(笑)

まぁ逆に親が先生ではない子どもからしたら、友達の母親が学校にいるという変な状況なので、いじらない方が無理ですよね。

たしかに、いじりを受けている側なので嫌なのはわかっているんですが、逆の立場なら確実に言います。

いじられるくらいならまだ良いのですが、先生である親が児童•生徒から嫌われている場合はかなりしんどいです…。

先生って厄介者であり、嫌われ役でもありますから、余程好かれている先生でない限りそんなに肯定的な見方はされません。

まぁ直接的に、私に対して、「お前のかあちゃん嫌いや!」みたいなことまでは言われませんでしたが、周りくどくぐちぐち言われることはありました(笑)

担任の先生が大体自分のことを知っている

担任の先生が大体自分のことを知っているというのも先生の子どもの特徴です。

これは私が狭いコミニティーである田舎の学校に通っていたというのが大きいかと思いますが、担任の先生が100%自分の親のことを知っています。

なので、必然的に担任の先生が自分のことを知っていることになります。

感覚としては上司や部下の子どもといったところでしょうか。

先生という職種も特殊で狭い界隈ではありますから。

あと、先生は必ずと言っていいほど、異動(担当の学校が変わる)がありますから、より狭い界隈の中でより交友が広まるのでしょう。

というわけで、私の場合は、担任の先生は本当に100%私のことを知っていました(笑)

悪いことをすると一瞬でバレる

悪いことをすると一瞬でバレるのも先生の子どもの特徴です。

これは先程の先生の界隈は狭く交友関係が広いところに起因します。

職場の上司や部下の子供が悪いことをしたときに噂になるって感じでしょうか。

残念ながら学校で悪いことをしてしまうと、すぐに先生である親のところに話がいってしまいます。

何なら同じ学校に先生である親がいる場合には、家に帰る前にばれてしまいます。

最速ですね(笑)

あと悪いことっていうのが残念ですよね。やっぱり悪いことをするなと教えている先生の子どもなわけですから、その子どもが悪いことしちゃダメですよね。

良いことをした時は、そんなにすぐ伝わらないんですけどね(笑)

世の中厳しいものです。

通信簿などの成績は隠し通せない

通信簿の成績は隠し通せないのも先生の子どもの特徴です。

通信簿は見せる前から、先生である親にはある程度どんな成績だったか伝わってました(笑)

これは果たして個人情報保護としていかがなものか。。。

もちろん、例えば、通信簿の◎が何個あった◯が何個あった△が何個あったという具体的なものが伝わっているわけではなく、なんとなくこんな成績だった、ここの部分が良かった、ここはもっと改善してほしいとかいうのが先生である親には担任の先生から伝わるのでしょう。

というか普段から話しているんでしょうね。

なので、通信簿をどうにか細工しようとか、通信簿を焼き払うとか、通信簿が盗まれたとか、なんかヤギに食べられたとか、

色々通信簿を見せたくない理由を考えたところで全くの無意味でした。

まぁ悪い成績ややましいことをしなければいいんですけどね(笑)

まとめ

今回は、親が先生だと苦労することについて記載しました。

■親が先生だと苦労すること

  1. 勉強ができないといけない
  2. 運動もできないといけない
  3. 規律やルールを守らないといけない
  4. これは良い悪いの判断基準になる
  5. 親と同じ学校だと必ずいじられる
  6. 担任の先生が大体自分のことを知っている
  7. 悪いことをしたら一瞬でバレる
  8. 通信簿などの成績は隠し通せない

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