研究職

研究職で英語を使うのはどういう場面?英語ができないといけないのか?研究職10年以上やってるので答えます。

2022年10月18日

記事を担当するのは「まだ」です。

簡単プロフィール

  • 偏差値36のど田舎高校卒業
  • 大学から研究に目覚める
  • 研究職10年以上の研究職ジャンキー
  • 20代で助教就任
  • 現在、旧帝大にて助教として勤務中
  • 既婚で子ども1人います

~こんな人に読んで欲しい~

  • 研究職になろうか迷っている人
  • 研究職を目指している人
  • 研究職の英語を使う場面が知りたい人

現在、地方の旧帝大で研究職として働いています。

研究に関しては、大学4年生のときに研究室に入ってから修士課程・博士課程と研究を続け、かれこれ約10年ほど研究ばかりしています。

研究人生で私が実際に経験したことをもとに記載していきます。

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研究職とは

研究職は学術的アプローチにより、これまでにない技術や理論を創出する仕事です。

研究職は「基礎研究」「応用研究」に分類できます。

基礎研究

基礎研究は、まだ発見されてない未知の物質や原理を発見し、そのメカニズムなどを理論的に解明していく研究のことです。

基礎研究は、より学術的なアプローチが求められ、大学や国の研究機関で行われている場合が多いです。

応用研究

応用研究は、基礎研究により発見された知識を利用して、実用化に向けて発展させる研究です。

応用研究は、新しい物質や原理を利用して、製品やサービスをつくり出すため、企業で行われる場合が多いです。

研究職で英語を使う機会は?

まず、研究職ではどういった時に英語を使うのかについて。

(「まだ」が大学の研究職なのでその内容が主になります。)

  • 英語論文執筆
  • 国際会議発表
  • 研究室内でのコミュニケーション
  • 情報収集
  • 査読プロセス

大きくこの5つぐらいではないでしょうか。

これら5つについてそれぞれ具体的に記載していきます。

英語論文執筆

大学の研究職で最も大事なのが論文です。

一般的に論文は英語で書かれています。

A4、10ページほどの論文を年間数本は書く必要があります。

ポイント

英語論文を書けないと大学の研究者としてやっていくのは厳しいかもしれません。

また、研究内容が良くても、論文の英語が不十分だと、論文として認められなかったりもします。

国際会議発表

大学で研究をしていると、研究成果を国際会議で発表し、多くの人に成果発信をします。

もちろん国際会議なので英語で発表します。

国際会議は年間、数回程度出て発表するのが一般的でしょうか。

ポイント

国際会議発表では、英語で資料を作り、英語で発表する英語でのプレゼンテーション能力が重要となります。

国際会議発表では、英語を聞く力、話す力が求められます。

日本人は特に、英語でコミュニケーションをとることに対する障壁が高いと言われています。

私も最初は英語力は全然(TOEIC500点程度)でしたが、研究室の留学生と話したり、国際会議や留学を経験することで、自然と英語でコミュニケーションをとれるようになりました。

研究室内でのコミュニケーション

先ほども少し記載しましたが、研究室内でのコミュニケーションで英語は必要です。

大学にもよりますが、1つの研究室に所属する学生の人数は大体10人程度です。

その10人のうち、私が博士課程の頃は、研究室内に2人程度外国人留学生が在籍していました。

また現在は、研究室に8人ほど留学生がいます。
ほとんど外国です(笑)

ポイント

留学をしなくても英語が上達します。(笑)

なので、今はコミュニケーションは基本英語で行っています。

こんな感じで、嫌でも英語を使う必要があり、自然と英語が身についていきます。

情報収集

研究をする上で情報収集はとても重要です。

従来研究を調べ、課題を抽出し、新たなアプローチで課題を解決する。

その従来研究は、一般に英語で書かれた文献(論文など)を読みます。

※従来研究:これまでにあった、これまでに行われた研究のこと。

ポイント

最先端の情報は、日本語で得るのは厳しく、常に英語で書かれた文献を注視しておかなければなりません。

また英語論文を書く際も、英語で書かれた従来研究を徹底的に調べ、参考文献に記載していきます。

学生の頃は、情報収集では80%日本語、20%英語といった感じでしたが、現在は20%日本語、80%英語といった感じです。

情報収集能力(英語を読む力)は研究成果を出す上で極めて重要と言えるでしょう。

査読プロセス

査読プロセスとは

その分野の専門家によって行われる学術的な著作物(論文など)を評価するプロセスです。

学術論文は基本的に英語で書かれています。

ポイント

研究の専門性はもちろんですが、英語で文章を書く力は必要です。

まとめ

今回は「研究職で英語を使う場面等」について記載しました。

結論、英語は必須です。英語の読み書きだけではなく、聞く力・話す力など英語でのコミュニケーション能力が重要になります。

最近は、Google翻訳も精度が上がってきましたが、まだまだ不十分な点も多いです。

Google翻訳に頼りっきりでは英語力は身に付きません。身近にいる外国人とコミュニケーションをとることが英語力を伸ばす近道でしょう。

以下にまとめます。

研究職で英語を必要とするタイミング

  • 英語論文執筆
  • 国際会議発表
  • 研究室内でのコミュニケーション
  • 情報収集
  • 査読プロセス

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