今回担当するのは「だま（運営者の一人）」です。
私「だま」は、幼少期から田舎町で過ごし、大学で都会に出ましたが、就職を機にまた田舎（育った田舎ではなく地方都市）に帰ってきました。
さて、田舎（地方都市）に戻り、就職をしましたが、やっぱり田舎・地方って給料低いんですよね（笑）。
最初の「だま」の給料、いわゆる初任給はまさかの手取り12万です（笑）。
その後はなんとか頑張り年収400万までは上げることができました！
ただ、年収400万って年齢にもよりますが、決して高いと言える年収ではありません。
年収400万で貯金とかしていけるのか心配になりますよね？
ということで今回は、
- 年収400万で貯金はできるのか？
- できるなら貯金の目安はどのくらい？
について実際の経験やデータをもとにまとめてみます。
Contents
年収400万円の手取りは？
まずは年収400万の手取り額からみていきましょう。
年収400万がそのまま使えたら最高なのですが、残念ながら税金や社会保険などが差し引かれ、実際にご自身で使えるお金は400万円より少なくなります。
年収400万円の手取りは約320万円です！
年収400万円の手取りは約320万円です。
所得税が約9万円、住民税が約18万円、社会保険料が約53万円、計80万円が引かれて手取り320万くらいです。
年収400万あっても実際に使えるお金は約80%程度となります。
月に換算すると手取り約26.6万となります。
ボーナスが関わると少し計算に誤差が生じますが、概ね320万を14か月で割ると手取り約22.8万円となります。毎月約22.8万、年2回のボーナスで1回に22.8万が手取り収入のような具合です。
※ボーナスは年間で2か月分にて計算。
年収400万の貯金ライン(境界線)は？
年収400万の手取りや大体の月々の手取り額がわかりました。
ここから考えると年収400万の貯金ラインとしては
- 月26.6万以下の出費なら貯金は可能
- 月22.8万以下の出費ならボーナスは全額貯金
となります。
さて、年収400万円については若い世代の方も多いと思うので、、、
- 一人暮らし
- 実家暮らし
この2パターンについて
年収400万円での月々の生活費を検証し、
- そもそも貯金できるのか？
- できるなら貯金の目安はどのくらいなのか？
についてみていきましょう。
年収400万円の一人暮らし
年収400万の一人暮らしの生活費っていくらなのでしょうか？
家賃や生活費などそれぞれの項目別に
まずは平均的な一人暮らしのデータをみていきましょう。
一人暮らしの生活費
住費以外の生活費については、「家計調査報告（家計収支編）2021年（令和３年）平均結果の概要」から引用した「消費支出の費目別対前年実質増減率」を参考にします。
今回は一人暮らしなので、上図の単身世帯を参考にします。
しかし、、、
住居費については、22,118円とかなり低い値になっています。
この金額の家賃だったら嬉しいですよね（笑）。
これは、おそらく持ち家の方もデータのサンプルとして抽出されているので、かなり平均を下げてしまっているかと推測します。
なので、住居費（一人暮らしなので家賃）は、他のデータで考えます。
一人暮らしの家賃
平均家賃は「約6万円」。
引用：「一人暮らしに関する意識調査（2018年3月）」全国宅地建物取引業協会連合会・全国宅地建物取引業保証協会
一人暮らしの家賃の平均値は約60,000円。
まあちょっと地域性によっては高かったり低かったりするとおもいますが、平均値としてはこの金額となります。
合計金額を合わせると・・・
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 家賃など住居費 | 60,000円 |
| 食費 | 41,731円 |
| 光熱・水道費 | 11,383円 |
| 家具・家事用品費 | 5,830円 |
| 被服及び履物費 | 4,843円 |
| 保健医療費 | 7,703円 |
| 交通・通信費 | 18,916円 |
| 教養・娯楽費 | 17,654円 |
| その他の消費支出 | 24,860円 |
| 合計 | 192,920円 |
月の生活費は「192,920円」
先程の年収400万貯金ラインをみると
- 月26.6万以下の出費なら貯金は可能
- 月22.8万以下の出費ならボーナスは全額貯金
の基準から考えると、
月26.6万円以下なので貯金は可能となります。
なんなら
月22.8万以下なのでボーナス全額貯金も可能です！
気になる貯金額は？
一人暮らしでも平均的な暮らしなら年収400万円で貯金ができることがわかりました。
気になる貯金額はいくらでしょうか？
- 1ヶ月の貯金額は約73,000円
- 1年間の貯金額は約876,000円
となります。
ちなみに年収300万の貯金額はこちらです。
- 1ヶ月の貯金額は約7,000円
- 1年間の貯金額は約84,000円
年収400万と年収300万では雲泥の差です！
年収300万が年間で84,000円に対し、年収400万では年間で876,000円と貯金額が10倍以上に膨れ上がります！！
年収UP半端ないって！！
まぁ人間って年収上がると使えるお金が増えるので出費が増えるんですけどw
年収400万と300万の違い
貯金事情において年収400万と年収300万では約10倍もの差があることがわかりました。
よくよく考えると、、、
年収300万でも貯金額があるということは、年収300万でも平均的な生活で少額の貯金はできています。
しかし、一番大きく違ってくるのは貯金額の多い少ないももちろんそうなのですが、
- 年収300万はボーナスに頼る貯金
- 年収400万はボーナスに頼らない貯金
ここが大きいです！
平均的な一人暮らしをしようとした時に、ボーナスに頼るのか頼らないのかというのは大きな分かれ道です！
ボーナスはあくまでボーナスでしかありません。
ボーナスは定期的に入るものみたいなイメージを持たれている方は非常に安定した会社に入られているかと思います。
「だま」は中小企業、ベンチャー企業でも勤務経験がありますが、ボーナス額が一定だったことなど一度もありませんでした！
例えば、年収300万の場合はボーナスに頼る貯金の仕方となりますが、、、
- 毎月の赤字分は確保しておかなければならない
- ボーナスは使わないのが難しい
- ボーナスは入らない場合もある
ボーナスに頼る貯金だと上記のような事項が発生しますので、なかなかお金を貯めていくのは厳しいかもしれません。
その点、ボーナスに頼らない年収400万の貯金の場合は、ボーナスが見込みよりも少なかった場合でも生活の収支が赤字になる可能性は低いですので、余裕を持って貯金や生活をしていくことが可能です。
年収300万と年収400万の貯金事情は大きく違います！
年収400万の実家暮らし
さて、続いては実家暮らしです。
年収400万の実家暮らしだと貯金はどのくらいできるのでしょうか？
実家暮らしの生活費
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 食費 | 41,731円/2 ≒20,866円 |
| 家具・家事用品費 | 5,830円 |
| 被服及び履物費 | 4,843円 |
| 保健医療費 | 7,703円 |
| 交通・通信費 | 18,916円 |
| 教養・娯楽費 | 17,654円 |
| その他の消費支出 | 24,860円 |
| 実家に入れるお金 | 30,000円 |
| 合計 | 130,673円 |
合計金額は約130,673円
安いですね！
SALEとは違いますが（笑）。
とはいえ、19万かかっていた一人暮らしの生活費が実家暮らしだと13万ですから、30%オフのSALEみたいなものですね！
※こちらあくまで平均的な一人暮らしのデータから概算したものになります。
表からもわかるように、実家暮らしの費用的なメリットとしては
- 家賃は不要
- 光熱・水道費も不要
- 食費もかなり抑えることが可能
などがあげられます。
なので、平均的な一人暮らしのデータから「家賃など住居費」「光熱・水道費」を打消し、「食費」についても半額にした結果が月々の生活費約13万です。
ただ、さすがに実家に入れるお金というのが実家暮らしには発生するかと思います。
なので、平均的な3万円を「実家に入れるお金」として加えてます。とはいえ、、、
実家暮らしはやっぱりお金が貯まります。
気になる貯金額は？
実家暮らしの気になる貯金額はいくらでしょうか？
- 1ヶ月の貯金額は約136,000円
- 1年間の貯金額は約1,632,000円
となります。
年間の貯金額は約160万です！
しかも「実家に入れているお金」は3万円に設定してます。食費も一人暮らしの半額で計算している（昼飯も実家の余りものから弁当を作っていくなどするともっと安くなる）ので、もっと貯金することも可能でしょう。
年収400万の実家暮らしでは
年間200万の貯金も射程圏内です！
ただ、これだけ貯金できるなら実家にもっとお金入れてもいいかもですね（笑）
まとめ
今回は、
- 年収400万で貯金はできるのか？
- できるなら貯金の目安はどのくらい？
について実際の経験やデータをもとにまとめてみました。
結論
年収400万は平均的な生活であれば十分貯金できる！
（もちろん地域性にはよる）
平均的な一人暮らし
- 1ヶ月の貯金額は約73,000円
- 1年間の貯金額は約876,000円
実家暮らし（※実家に入れるお金は3万想定）
- 1ヶ月の貯金額は約136,000円
- 1年間の貯金額は約1,632,000円