お金

生涯の年収手取りはいくら?その手取りに必要な年収は?あまり読まない方がいいかもしれません・・・。

2022年11月6日

今回記事を担当するのは「だま(運営者の一人)」です。

生まれてから高校生まではど田舎ライフを営んでましたが、1浪を経て大学進学時に上京。(正しくは上千葉。)

その後、地方都市で就職して現在は妻と子どもと暮らしています。

さてそんなこんなでふと思うのは、

  • 生活していくのに今後どれだけのお金が必要?
  • これからずっと働き続けたらどのくらいのお金を稼ぐことができるの?
  • 稼いだお金でずっと生活はできるのか?

今回はこの中でも「稼ぐ」ことにフォーカスをあて、

  • 生涯の手取り額はいくらなのか?
  • 手取り額に必要な年収は?
  • どういう年収で推移すればよいのか?

についてまとめます。

生涯の手取り額って結局いくら??

生涯の手取り額はいくらなのでしょうか?

生涯年収についてはよく3億円なんて聞きますが、

勘違いしてしまうのは年収3億円がそのまま使えるわけではありません。

これめちゃくちゃ当たり前なのですが、わたくし「だま」も大学生の時とか、働いた分がそのまま収入額になるあ アルバイトしかしたことがなくて、年収とか手取りとかぼやっとしかわかってたせんでした。

また、ややこしい書き方とか「一生にかかる費用は3億円なので、一生に稼ぐ年収は3億円必要」といったモロに間違いの表記とかもあるので注意が必要です!

実際に使える額は手取り額です。

さて、それではまずは「生涯年収」について

独立行政法人労働政策研究・研修機構が公表している「ユースフル労働統計2021-労働統計加工指標集-」によると

生涯賃金(生涯年収)は

  • 男性 約2億7,000万円
  • 女性 約2億1,700万円

※大学・大学院を卒業してからただちに就職し、フルタイムで正社員を続けた場合の60歳までの生涯賃金です(退職金は含みません)

※中卒、高卒、高専・短大卒の生涯賃金については、以下グラフ参照。

引用:ユースフル労働統計2021-労働統計加工指標集-

大卒・大学院卒の生涯賃金(生涯年収)がわかりました。

次に「生涯手取りについてです。

手取り額は会社員であれば、大きく稼いだりしない限り、大体年収の2割〜3割が手取り額となります。

年収の2.5割が引かれて7.5割が手取り額とした場合

計算すると

生涯手取り額は

  • 男性 約2億0,250万円
  • 女性 約1億6,275万円

となります。

生涯手取り額(=60歳までに稼いだ自由に使えるお金)は男性で約2億円、女性で約1.6億円となります。

年収はいくら必要か?

こちら順番が逆になりましたが、

生涯手取り額(=60歳までに稼いだ自由に使えるお金)は男性で約2億円、女性で約1.6億円を稼ぐために必要な生涯年収は、男性約で2.7億円、女性で約2.2億円でした。

男性の生涯年収の2.7億円を大学卒業してすぐの23歳から60歳までの38年間で割り返して計算すると、

約710万円です。

女性も同様に計算すると、

約571万円です。

これに関しては高いなと思いました!(笑)

ただ、大卒・大学院卒であること、また正社員としてフルタイム勤務をずっと続けた場合の方々の平均値になりますので高くなります。

どんな年収で推移すれば実現するの?

とはいえ、当たり前ですが、男性で約710万円、女性で571万円の年収をずっと続けていくというわけではありません。

新卒の時の安い給料から始まり、定年間近には結構な額の年収をもらうことにより、最終的には平均として700万とか570万とかに計算上なるだけです。

例えば、新卒年収300万から始まり、1年ごとに一定額年収が上がっていく場合を考えましょう。

こちらで計算した場合

男性の場合

毎年23万の昇給が必要!!

  • 23歳 300万
  • 24歳 323万
  • 25歳 346万


  • 30歳 461万
  • 40歳 691万
  • 50歳 921万
  • 60歳 1151万
  • 生涯年収 2億7,569万円

女性の場合

毎年15万の昇給が必要!!

  • 23歳 300万
  • 24歳 315万
  • 25歳 330万


  • 30歳 405万
  • 40歳 555万
  • 50歳 705万
  • 60歳 855万
  • 生涯年収 2億1,945万円

いかがでしょうか??

昇給22万って!!と思いますが、月々に考えると2万円以下の昇給です。

新卒年収400万から始まり、1年ごとに一定額年収が上がっていく場合を考えましょう。

次に年収の始まりが400万の場合です。こちらで計算した場合

男性の場合

毎年17万の昇給が必要!!

  • 23歳 400万
  • 24歳 417万
  • 25歳 434万


  • 30歳 517万
  • 40歳 689万
  • 50歳 859万
  • 60歳 1029万
  • 生涯年収 2億7,151万円

女性の場合

毎年10万の昇給が必要!!

  • 23歳 400万
  • 24歳 410万
  • 25歳 420万


  • 30歳 470万
  • 40歳 570万
  • 50歳 670万
  • 60歳 770万
  • 生涯年収 2億2,230万円

先程は男性の昇給額は年に22万円でしたが、年の昇給16万に下がりました。

月々に考えると月約1.3万の昇給です。

女性の場合だと年収の昇給額は10万円となり、月1万円以下の昇給幅となりました。

こちらのパターンでいうと確かに新卒年収400万は高いかもしれません。

しかし

男性の場合でいうところの

  • 30歳 517万
  • 40歳 689万
  • 50歳 859万
  • 60歳 1029万

このあたりの金額感でいうとどうでしょうか??

現在の年齢と比べてみても上記の年収を超えている方もいらっしゃるのでは?

まとめ

■生涯賃金(生涯年収)

  • 男性 約2億7,000万円
  • 女性 約2億1,700万円

■生涯手取り額

  • 男性 約2億0,250万円
  • 女性 約1億6,275万円

■生涯年収の推移例

男性の場合

  • 23歳 300万
  • 24歳 323万
  • 25歳 346万


  • 30歳 461万
  • 40歳 691万
  • 50歳 921万
  • 60歳 1151万
  • 生涯年収 2億7,569万円

女性の場合

  • 23歳 300万
  • 24歳 315万
  • 25歳 330万


  • 30歳 405万
  • 40歳 555万
  • 50歳 705万
  • 60歳 855万
  • 生涯年収 2億1,945万円

-お金