記事を担当するのは「だま」です。
助手の「まだ」です。
いつの間にか社会人生活もかなり長くなってきました。
社会人生活の始まりはまさかの手取り12万円から始まっています。その後は転職するごとに年収が上がっていきましたが、年収300万円くらいの期間が一番長かったです。
年収300万ってやばいですか?
- 年収300万では貧乏生活ですわ
- いや年収300万もあれば生活できる
- とはいえ年収300万は勝ち組ではない
いろいろな意見があると思いますので今回は、、
- 年収300万はやばいのか?
- 年収300万は勝ち組か?
- 年収300万は生活できるのか?
などについて記載していきます。
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Contents
年収300万ってそもそも?
年収300万って個人的には低い?イメージがありますがが、実際のところはどうなんですか?
たしかに年収300万は平均的な年収と比べて高いのか?低いのか?気になりますね。
ということで調べてみましょう。
「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると
給与所得者数は、5,270万人(対前年比0.5%増、25万人の増加)で、その平均給与は443万円(同2.4%増、102千円の増加)となっている。男女別にみると、給与所得者数は男性3,061万人(同0.5%減、16万人の減少)、女性2,209万人(同1.9%増、41万人の増加)で、平均給与は男性545万円(同2.5%増、131千円の増加)、女性302万円(同3.2%増、94千円の増加)となっている。
全体の平均年収は443万円、男性は545万円、女性は302万円となります。
年収300万ってやっぱ低いじゃん・・・
たしかに全体的な平均でみるとそうかもしれません。
とはいえだからといって「年収300万円ってやっぱやばい!」と結論付けるのはまだ早いです。
全体の年収でみてしまうと、年収が比較的高い年齢層の高い世代も入ってきてしまうので、続いては世代別の平均年収をみていきましょう。
年齢 | 平均年収 |
---|---|
19歳以下 | 133万円 |
20~24歳 | 269万円 |
25~29歳 | 371万円 |
30~34歳 | 413万円 |
35~39歳 | 449万円 |
40~44歳 | 480万円 |
45~49歳 | 504万円 |
50~54歳 | 520万円 |
55~59歳 | 529万円 |
60~64歳 | 423万円 |
世代別の年収も見ない方が良かったのでは・・・
たしかに年収300万円は世代別でみても比較的低いことがわかりました。
とはいえ「年収300万円でもちゃんと生活はできます」のでご安心ください・・・。
年収300万はやばいのか?
結論、年収300万円はやばいです
先程の平均年収や世代別の平均年収からもわかるように、年収300万は平均年収よりも低く、世代別でみたところで19歳以下と20〜24歳という年齢以外ではどの年齢でも平均以下となります。
やばいのわかりました。ただ、「生活ができないほどではない」ですよね?
そうですね!年収300万円でも十分生活はできます!
とはいえ「年収300万円では余裕のある生活ではない」ことは認識しておきましょう。
この記事をどのタイミングでみてるかは皆さまそれぞれだと思います。
- 現在年収300万円の方
- 年収200万で年収300万になったらどう変わるのか気になる方
- 社会人になりたてで年収について気になる方
- 就活中で年収について考え始めた方
どのタイミングであっても『年収300万円では生活は意外とやばい感じ?(悪い意味で)』と認識しておくことは今後の指針となるでしょう。
年収300万は勝ち組か?
言わずもがな年収300万は勝ち組ではないです。
さすがに今までの記載から勝ち組とは思えないです。
そうですね。「だま」は経験してたからこそ言いますが年収300万円は勝ち組ではありません。むしろ『負け組』には入ります。
年収300万は勝ち組だと感じたことより負け組だと感じたことの方が多かったです。
まぁ平均より給料がもらえてないわけですから仕方ないですよね。
とはいえ年収300万は全然生活はできますからね!そこのところを次から記載していきます。
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年収300万円の生活はどんな感じ?
年収300万円の生活は実際どうなのでしょうか?
これまでの感じから気になるのは「平均的な生活費」と比べてどうなのか?
そうですね。それではまず平均的な生活費についてみていきましょう。
住居費以外の費用
家賃以外の生活費については、「家計調査報告(家計収支編)2021年(令和3年)平均結果の概要」から引用した「消費支出の費目別対前年実質増減率」を参考にします。
- 同棲や子どもがいる場合(二人以上世帯)
279,024円 - 一人暮らしの場合(単身世帯)
155,046円
しかし
住居費については持ち家や実家暮らしの方が平均を下げてしまっているのでかなり低い値になっています。
家賃2万円程度なら最高ですね笑。
ということで、住居費(家賃など)については別のデータで考えます。
住居費(家賃など)
一人暮らしの平均家賃は60,000円
引用:「一人暮らしに関する意識調査(2018年3月)」全国宅地建物取引業協会連合会・全国宅地建物取引業保証協会
二人暮らし以上の家賃の平均値については引用できるデータがありませんでしたが、同じ地域であれば大体一人暮らしの家賃より1.5倍くらい高くなります。
ということで、、、
- 同棲やお子さんがいる場合(二人以上世帯)
家賃 90,000円 - 一人暮らしの場合(単身世帯)
家賃 60,000円
都心部で住むなら低い値かなと思いますし、地方だと少し高いかもしれませんが、一旦こちらの値で計算します。
平均的な生活費は?
同棲やお子さんがいる場合(二人以上世帯)
項目 | 金額 |
---|---|
家賃など住居費 | 90,000円 |
食費 | 79,401円 |
光熱・水道費 | 21,531円 |
家具・家事用品費 | 12,101円 |
被服及び履物費 | 9,063円 |
保健医療費 | 14,314円 |
交通・通信費 | 39,778円 |
教養・娯楽費 | 25,252円 |
その他の消費支出 | 47,342円 |
合計 | 350,686円 |
一人暮らしの場合(単身世帯)
項目 | 金額 |
---|---|
家賃など住居費 | 60,000円 |
食費 | 41,731円 |
光熱・水道費 | 11,383円 |
家具・家事用品費 | 5,830円 |
被服及び履物費 | 4,843円 |
保健医療費 | 7,703円 |
交通・通信費 | 18,916円 |
教養・娯楽費 | 17,654円 |
その他の消費支出 | 24,860円 |
合計 | 192,920円 |
- 同棲やお子さんがいる場合(二人以上世帯)
生活費 350,686円 - 一人暮らしの場合(単身世帯)
生活費 192,920円
平均でもなかなかの費用…
そうですね。なんか年収300万では雲行きが怪しいな…。
年収300万円の手取り額は?
さて平均的な生活費の方はわかりましたが、収入はいくらになるのでしょうか?
実際に使えるお金なので額面ではなく手取りいくらかですね。
年収300万円の手取りは約240万円です
年収300万円だと1年間にもらえる手取り額は約240万円となります。これが月額だと手取り240万円÷12ヶ月=20万円となります。(ボーナスなしの場合)
年収300万円でも手取り20万円あります!
年収300万円で平均的な生活はできる?
年収300万円の月額手取り20万円から「同棲や子どもがいる場合の生活費」・「一人暮らしの場合の生活費」を引くと
- 同棲やお子さんがいる場合(二人以上世帯)
200,000円-350,686円=-150,686円 - 一人暮らしの場合(単身世帯)
200,000円-192,920円=+7,080円
二人以上の生活費を年収300万円で賄うのはさすがに無理がありましたね・・・
ただ、一人暮らしなら年収300万円であれば平均的な生活をしながらお釣りがでますね!
そうですね!あくまで平均的な生活をした場合であり、そこまで贅沢をするわけではありませんが、一人暮らしなら年収300万円でも十分に生活ができると言えます。
また、二人暮らし以上の場合でも
例えば自分とパートナーも年収300万円で共働きであれば
- 同棲やお子さんがいる場合(二人以上世帯)
200,000円×2-350,686円=+49,314円
となり共働きであれば「二人以上世帯の平均生活費」でもお釣りが出るようになります。
結論
年収300万円を稼ぐことができれば・・・
- 平均的な一人暮らしは可能
- 平均的な生活をしようとすると自分以外の誰かを養うのはしんどい
- ただ年収300万円の共働きであれば平均的な生活は可能
正直実際のところは・・・
先程も記載したようにたしかに年収300万円(月額手取り約20万円)で同棲や子どもがいる場合で、パートナーの収入がなく、ご自身の年収300万円の収入のみで生活するのは経済的にかなりしんどくなるでしょう。
ただ、実際のところ、例えば地方暮らしで家賃が安い!などの要素があれば、年収300万円の一人暮らしはまだ余裕が出てきます。
実際「だま」が地方で一人暮らしをしていたときの生活費はこちら。(現在、住んでいるのも地方ですが、より地方で暮らしていた時の話・・・)
項目 | 金額 |
---|---|
家賃など住居費 | 43,000円 |
食費 | 28,000円 |
光熱・水道費 | 12,000円 |
家具・家事用品費 | 5,000円 |
被服及び履物費 | 3,000円 |
保健医療費 | 3,000円 |
交通・通信費 | 30,000円 |
教養・娯楽費 | 15,000円 |
その他の消費支出 | 20,000円 |
合計 | 159,000円 |
- 一人暮らしの場合(単身世帯)
200,000円-159,000円=+41,000円
手取りの20万円のうち4万円も残れば少し気持ちに余裕がでますね!
てか家賃43,000円て!安いです!
注意
とはいえ、たしかにこうやって記載すると4万円の余裕が出たように思えますが、これはボーナスがない場合です。
ボーナスがない場合は手取り20万円ということなので、例えば、年収300万円でボーナスが年に3か月分出る場合には、年収300万円の手取り約240万円÷(12カ月+3カ月)=月々約16万円となります。(ボーナスが入ると手取りの計算が変わりますがここでは無視します。)
月々16万円だと「だま」が比較的家賃の安い地方で一人暮らししていた費用とほぼ同じです。
もちろんこの場合ボーナスは貯まっていくのですが、月々は決して余裕感が出るわけではありません。
冒頭で記載した「年収300万円はやはりやばい・・・」というのは認識しておかなければなりません。
年収300万より収入をあげたいなら・・・
収入を上げる最も簡単な方法は「転職」です。
(※特に年収が同年齢平均以下or同年齢平均と同等くらいまでなら)
もちろん、、、
- 起業して成功する
- 副業で儲ける
- 昇給・昇格し現在の会社で収入を上げる
などなど収入(年収)を上げる方法って様々です。
ただ、これらは難易度が高いのも事実です!
- 自分で事業を起こすのは大儲けできる可能性もありますが、失敗する確率の方が遥かに高いです。
- 副業に関しては、年100万単位で稼ごうとすると、本業がありながらなので一筋縄ではいきません。
- 昇給・昇格は会社によってはかなり難易度が高い場合もあり、またそもそも収入(年収)が大きく上がらない会社もたくさんあります。
もちろん転職で収入(年収)を上げていくことも簡単ではありませんよ。
しかし、他の方法に比べると、安全性に優れ、収入(年収)が上がる確率は高く、上がるスピードも早いです。
(爆発的に年収を上げたいなら起業や副業でしょうが、現実的に年収+50万・+100万などであれば転職が良いでしょう。)
転職での年収UP実績はこちら
- 1社目→2社目
※転職時年収120万UP - 2社目→3社目
※転職時年収84万UP - 3社目→4社目
※転職時年収100万UP
※1社目在籍時(半年) 昇給なし
※2社目在籍時(3年半)36万昇給
※3社目在籍時(1年半)昇給なし
※4社目現在籍(1年半)24万昇給
在籍時の昇給合計は60万ですが、転職の合計年収UP額は304万円と約5倍となります。
正直急に「転職」と言われても腰が重い…
そうですよね。なので、まずは少しだけで良いと思います。
- どんな求人があるのかぼんやり眺めてみる、またはエージェントにきいてみる
- 自分の市場価値はどのくらいか、どの求人なら内定が出そうかきいてみる
- 転職エージェントに最近の転職市場の動向や募集のある求人の傾向だけでもきいてみる
これくらいなら簡単にできると思います。
「今少しだけ頑張ろう」が積み重なれば大きな変化をもたらします。
今日を昨日よりも1%頑張れば、1年後にはなんと37倍になっています。
転職サイトの登録となると少しめんどくさいですが、転職エージェントへの登録は大体5分くらいで終わります。
諸々の面倒な履歴書や職務経歴書なんてエージェントと一緒に後でやれば良いです。
本サイトもまだまだ道半ばです。お互いより良い未来に向かって頑張りましょう!!
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まとめ
- 年収300万はやばいのか?
- 年収300万は勝ち組か?
- 年収300万は生活できるのか?
などについて記載してきました。
年収300万円の生活などについて
- 平均的な一人暮らしは可能
- 平均的な生活をしようとすると自分以外の誰かを養うのはしんどい
- ただ年収300万円の共働きであれば平均的な生活は可能
- 地方暮らしで家賃が安いなどの要素が加われば一人暮らしなら余裕が出るかも
- とはいえ総じて贅沢なわけでは決してなく「年収300万円はやばい・・・」というのは認識しておくべき