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浪人の一人暮らしの費用はいくら??バイトしないとやばい??実際の経験からリアルな費用感を算出!

2022年7月17日

今回記事を担当するのは「だま(運営者の一人)」です。

私「だま」は、幼少期から小学校、中学校、高校と地元の田舎町で過ごしてきました。

高校の時に大学受験に失敗し、浪人(1浪)を得て関東圏の大学に進学しました。

浪人のときにはじめて都会で一人暮らしをしたわけですが、浪人の一人暮らしの費用って一体いくらくらいかかるのでしょうか??

先に言っちゃうと、浪人の一人暮らしって結構大変ですよ・・・。

今回は「浪人の一人暮らしの費用はいくらなのか??」について実際の経験をもとに記載していきます。

平均的な一人暮らしの費用について

浪人の一人暮らしって、普通の一人暮らしとやっぱ違うの?

って思いますよね?

なので、一般的な一人暮らしと比較するために、家賃や生活費などそれぞれの項目別にまずは平均的な一人暮らしのデータをみていきましょう。

生活費

引用:家計調査報告(家計収支編)2021年(令和3年)平均結果の概要

住費以外の生活費については、「家計調査報告(家計収支編)2021年(令和3年)平均結果の概要」から引用した「消費支出の費目別対前年実質増減率」を参考にします。

今回は一人暮らしなので、上図の単身世帯を参考にします。

しかし、住居費については、持ち家の方がだいぶ平均を下げてしまっているのでかなり低い値になっています。

なので、住居費(一人暮らしなので家賃)は、他のデータで考えます。

家賃

平均家賃は「約6万円」。

引用:「一人暮らしに関する意識調査(2018年3月)」全国宅地建物取引業協会連合会・全国宅地建物取引業保証協会

一人暮らしの家賃の平均値は約60,000円

まあちょっと地域性によっては高い気もしますが、都会ならむしろ安いといった金額でしょうか。

合計金額を合わせると・・・

項目金額
家賃など住居費60,000円
食費41,731円
光熱・水道費11,383円
家具・家事用品費5,830円
被服及び履物費4,843円
保健医療費7,703円
交通・通信費18,916円
教養・娯楽費17,654円
その他の消費支出24,860円
合計192,920円

一人暮らし平均的な生活費は月額「192,920円」!

となります。

このデータと浪人の一人暮らしの実際のデータを比較していきましょう。

浪人の一人暮らしの費用について

家賃など住居費

70,000円

(+10,000円)※平均的なデータと比べたときの差額

家賃は70,000円と平均的なデータよりも高いです!

これは、「だま」が大阪市で住んでいたのが大きい原因かと思います。

アパートのスペック

  • 1K
  • 築10年
  • 軽量鉄骨造
  • 家具・家電付き(机、椅子、エアコン・冷蔵庫・電子レンジ)
  • 予備校まで徒歩15分

予備校まで徒歩15分(予備校が駅から徒歩1分なので、駅まで徒歩16分くらい)で、築浅しかも家具付きなので全然悪くないのですが、一人暮らしすると当たり前ですが家賃はかかってきてしまいます。

また、軽量鉄鋼なので騒音は激しかったです…。

食費

30,000円

(-11,383円)※平均的なデータと比べたときの差額

こちらの食費は平均よりもかなり安い結果となりました。

ただ、「だま」の場合は節約のためにかなり自炊を行っていました!

以下に浪人の時の食費についてまとめます。

  • 平日・休日の朝飯はごはんと即席みそ汁のみなので1食100円以内
  • 平日・休日の昼飯は1食300円の弁当
  • 平日・休日の晩飯は基本的に自炊して1食300円以内
  • 飲み物は1日200円程度
  • その他お菓子などに月2000円程度

これでいくと、月を31日計算として

  • 朝飯100円×31日=3,100円
  • 昼飯300円×31日=9,300円
  • 晩飯300円×31日=9,300円
  • 飲み物200円×31日=6,200円
  • お菓子など 月2,000円
  • 合計29,900円

となります。このような形で月の食費を30,000円以内に抑えてました!

やめよう!

実際の経験をもとに言わせてもらうと、浪人の時に食費を節約するのはできるだけやめましょう!

自分やってたやないかい!っと突っ込まれそうなところですが、やっていたからこそです!

以下の理由で浪人時の食費の節約はやめた方が良いです。

  • 慣れないことが多い
  • 栄養状態が良くない
  • 心が貧しくなる

やっぱり浪人の一人暮らしって「初の一人暮らし」である場合が多いかと思います。

なので、自炊も初めてって方も多くなると思います。とは言っても食費を節約するならやっぱり自炊となります。

中高生の時からバリバリ自炊してますって方なら良いのですが、そうでないなら自炊に慣れなくて苦労します…。

ちょっとお母さんの手伝いしてました!と毎日自炊するのは訳が違いますからね。

あとは節約してると自炊が多くなると言いましたが、それほどバリエーションも豊富になんて作れないので、1パターン化してきます。

こうなると、残念ながら栄養にも偏りが生じ、勉強に集中できない状態にもなり兼ねません。

そして、栄養状態が悪くなると、心も貧しくなってきます。節約をして切り詰めていると言う状況がさらに心を悪化させる場合があります。

ポイント

食費は節約せず、浪人生で一人暮らしするならバンバン買っちゃいましょう!

今はスーパーで結構安く弁当とか色々なバリエーションのお惣菜が買えます。

光熱・水道費

9,000円

(-2,383円)※平均的なデータと比べたときの差額

こちらに関してはそこまで気を遣って節約したと言うわけではありません!

シンプルに家にいる時間が短かったです。

なので、電気代は大学生の一人暮らしの時より、浪人生の一人暮らしの時が安かったです。

電気4500円、ガス3000円、水道1500円と言った感じですかね。

家具・家事用品費

3,000円

(-2,830円)※平均的なデータと比べたときの差額

平均よりはかなり低い値です。

家事用品(日用品)で、ティッシュやトイレットペーパー、洗剤、柔軟剤、ウェットティッシュ、料理でいうと、アルミホイルや食品用ラップなど、身支度でいうと、歯ブラシや歯磨き粉、ヘアワックス、スプレー、髭剃り、髭剃りの替え芯など挙げると沢山でてきます。

ただ、全部を1ヶ月で使い切ったとしても5000円〜6000円くらいですし、一人暮らしの1ヶ月では使い切らないでしょう。

「だま」の場合は、大体平均すると3000円くらいでした。

あとは、家具代については、余程の家具好きじゃない限り浪人生時に買い替えたりといったことはないかと思います!

やっぱり浪人生ってメインは勉強なのと、1浪なら1年で終わりますので、家具を買い替えることもそこまでないでしょう。

あったとしても大きな買い物ではなくて、参考書を入れる本棚を少し買い足したりといった程度ではないでしょうか。

被服及び履物費

2,000円

(-2,843円)※平均的なデータと比べたときの差額

こちらは月2,000円という結果になりました。

「だま」があまり服にこだわらないので、この金額になったのかもしれませんが、そもそも勉強がメインの浪人生において、服にお金と時間をかけている暇はありません。

季節の変わり目や使い物なならなくなった服の交換に、年に24,000円程度、月に換算すると2,000円程度あれば十分です。

おしゃれは大学からしましょう!!

保健医療費

2,000円

(-5,703)※平均的なデータと比べたときの差額

まぁこれはそこまで大きな病気を患うことがなかったので、そこまで費用はかかりませんでした。

たまに、風邪をひいた時の病院代や、頭痛薬を飲んだりしてたので、それくらいでしょうか。

1年間を平均すると月2,000円程度でした。

ポイント

病院代とか薬代とかはケチらない方が良いです!

浪人生の時って少しでも長く勉強の時間に当てたいので、病気は出来るだけ早く治しましょう!

長引くと勉強の時間をかなり奪われます。

なので、少しでも早く治すためにも、「病院は高いからやめておこう」とか「この薬は高いから安上がりなタイプにしよう」とか思わず、早く治すことを優先し、医療費はケチらないようにしましょう!

交通・通信費

16,200円

(-2,716円)※平均的なデータと比べたときの差額

これは平均より少し低くなりました。

「だま」が住んでいたのが徒歩圏内であったのが大きいです。

通信費は携帯代とWi-Fi代で10,000円くらい。

交通費は、模試の試験会場に行くための費用やちょっと買い物などの移動費に平均すると6,200円くらい取られていました。

教養・娯楽費

10,000円

(-7,654円)※平均的なデータと比べたときの差額

教養・娯楽費ですね。まあ休日にかかる遊びや趣味の費用とでも言ったらよいでしょうか。と言っても浪人生ですから、ここはあまりお金がかからないでしょう。

月10,000円になってますがほぼ参考書の費用です。

土日とか休み関係なく、勉強ばっかりだと思うので、ここの費用はあまりかからないかなと。

その他の消費支出

5,000円

(-19,860円)※平均的なデータと比べたときの差額

「家計調査報告(家計収支編)2021年(令和3年)平均結果の概要」の「その他の消費支出」データの内訳は、「諸雑費」「こづかい(使途不明)」「交際費」「仕送り金」みたいです。

まぁ一人暮らしなら基本的には「交際費」でしょうか。

「交際費」も遊び・趣味とは別の費用なので、飲み会費用やプレゼント、その他旅行などといった費用でしょうか?

ただ、浪人生なので飲み会もなければ、旅行に行っている余裕などありません。

なので、もう少し安くてもよかったですが、諸々考えると、これまで書いてきた生活費以外のその他費用として月5,000円くらいは使っていたかと思います。

ちなみに・・・

結婚費

結婚にかかる費用はありません。

出産費

出産にかかる費用もありません。

養育費・教育費(子ども1人あたり)

養育費・教育費もありません。

合計金額は??

項目浪人の一人暮らし
の生活費
平均的な一人暮らし
の生活費
差額
家賃など住居費70,000円60,000円+10,000円
食費30,000円41,731円-11,731円
光熱・水道費9,000円11,383円-2,383円
家具・家事用品費3,000円5,830円-2,830円
被服及び履物費2,000円4,843円-2,843円
保健医療費2,000円7,703円-5,703円
交通・通信費16,200円18,916円-2,716円
教養・娯楽費10,000円17,654円-7,654円
その他の消費支出5,000円24,860円-19,860円
合計147,200円192,920円-45,720円

浪人の一人暮らしの合計金額は147,200円
平均的な一人暮らしと比較しても月々-45,720円という結果になりました。

平均的な一人暮らしよりは遊ばない分、生活費は下がります。

ただ、最低限「家賃」「光熱費」「食費」「日用品などのその他費用」は掛かってきてしまいます。

アルバイトは必要??

アルバイトが必要かどうかについてですが、親からの援助次第でしょう。

全くの援助がないなら、もちろん必要ですし、「食費くらいは自分で稼ぎなさい!」といわれるのであれば、その分は稼がないといけません。

やめよう!

正直、浪人生の時にアルバイトをするのはできるだけやめましょう!

バイトに取られている時間を勉強に当てた方が良いというのは当然のことですが、バイトしている時間以上に時間を取られます。

バイト先までの移動時間、バイト前後の準備・片付け時間、バイト後の疲れた状態を癒す休憩時間などです。

そういった諸々の時間を削られるアルバイトをしているAさんとアルバイトをしていないBさんのどちらが志望校への合格率が高くなるかはわかりますよね??

この記事を読んでいる方は浪人までして志望校に合格したいという意識の高い方だと思います。

ともすれば勉強の時間を削られることが激しい競争の大学受験にとって、どれ程痛手になるかお分かりになりますよね??

どうしても厳しい状況なら仕方ないですが、できるだけ親に交渉してアルバイトをしないようにしましょう。

まとめ

今回は、「浪人の一人暮らしの費用はいくらなのか??」について記載しました。

浪人の一人暮らしの費用

項目浪人の一人暮らし
の生活費
平均的な一人暮らし
の生活費
差額
家賃など住居費70,000円60,000円+10,000円
食費30,000円41,731円-11,731円
光熱・水道費9,000円11,383円-2,383円
家具・家事用品費3,000円5,830円-2,830円
被服及び履物費2,000円4,843円-2,843円
保健医療費2,000円7,703円-5,703円
交通・通信費16,200円18,916円-2,716円
教養・娯楽費10,000円17,654円-7,654円
その他の消費支出5,000円24,860円-19,860円
合計147,200円192,920円-45,720円

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