お金

学生の一人暮らしの費用は仕送りなしでも大丈夫!?実際の経験からいうと…。

2022年8月2日

記事を担当するのは「だま」です!

助手やってます「まだ」です。

まだ

私「だま」は、幼少期から小学校、中学校、高校と地元の田舎町で過ごしてきました。その後関東圏の大学に進学し、一人暮らしを始めました。

いきなり一人暮らしを始めるって大変ですよね!

買い物から食事の用意、片付け、洗濯、掃除や諸々の手続きなど、今までは家族がやってくれていたものが全部自分に押し寄せますからね・・・。

何よりも自分で生活費などお金の管理もしていかないといけないのでこれがまた大変です!

ということで今回は

  • 学生の一人暮らしの費用って一体いくらお金がかかるの??
  • 仕送りなしでも生活していけるの??

について記載していきます。

大学生で一人暮らしする割合って?

ちなみに大学生で一人暮らしする人の割合ってどのくらいいるのでしょうか??

こちらの図は「令和2年度学生生活調査(独立行政法人日本学生支援機構)」から引用したものです。

これを見ると大学(昼間部)における「学寮」と「下宿、アパート、その他」を合わせた割合は

  • 国立大学 64.3%
  • 公立大学 56.3%
  • 私立大学 34.8%

となります。

「下宿、アパート、その他」のその他には、親戚の家に住むとかそういったことも入ってくるかと思いますが、全てを一人暮らしと仮定すると、

国立大学・公立大学で約6割の大学生が、私立大学で約3割の大学生が一人暮らしをしているみたいです。

 多いような少ないような…

まだ

国立大学・公立大学だと一人暮らしの方が多数派で、私立大学だと実家暮らしの方が多数派となります。

ちなみに「だま」は私立大学で一人暮らししてたので少数派でした。

考察

「私立大学の実家暮らしが多い」のは、私立大学が都会に多いからだと考えられます。

「だま」のように田舎・地方育ちで都会に出るというより、私立大学はもとから都会に住んでいてそのまま実家から都会の私立大学に通うことになるので、実家暮らしが多くなります。

学生の一人暮らしの費用(生活費)

さてここからは、学生の一人暮らしの費用について、実際のところ1か月でどのくらいのお金がかかるのかをみていきましょう。

家賃など住居費

67,000円

家賃は67,000円となりました。

家賃って結局、条件によるところが大きいので、以下に「だま」が大学生の時に住んでいた物件のスペックを記載します。

物件のスペック

  • 1DK
  • 築9年
  • 鉄骨造
  • 大学まで徒歩10分
  • 東京駅まで約50分

「だま」が通っていた大学がかなり関東圏でも郊外の地域にあったので(東京駅まで50分くらいですが)、東京の中心部に住むよりは安く住めていたかと思います。

ただ、それでもある程度の条件の物件に住めば、一人暮らし用の広さの物件でも70,000円弱の家賃がかかってくるわけです。

残念ながら・・・

関東圏や関西圏などの都会になると、大学があるような郊外でも家賃は結構高いです。(関西圏はまだマシですが)

田舎・地方の大学生の一人暮らしでは、家賃40,000円とかが一般的です。家賃50,000円も出せば、結構いい物件に住めます。

しかし、都会になるとそうはいきません。

「だま」の知り合いで東京都の中心部で一人暮らしした友人は1Kでそれほど新しくない物件で家賃が10万オーバーでした。

食費

45,000円

食費に関しては結構飲み食いしてたのでこのくらいはいっちゃいました・・・。

大体こんな感じです。

  • 朝飯は基本的に食べない
  • 平日の昼飯は学食か購入で1食平均400円程度
  • 休日の昼飯は基本的に外食で1食700円程度
  • 晩飯は自炊(350円程度)もしくは購入(500円程度)で割合が4:3くらい
  • 夜食に毎日400円程度
  • 飲み物やお酒やお菓子などに月5,000円程度

これでいくと、平日22日・休日9日と仮定して

  • 朝飯 0円
  • 平日昼飯400円×22日=8,800円
  • 休日昼飯700円×9日=6,300円
  • 晩飯(350円×4/7+500円×3/7)×31日≒12,800円
  • 夜食400円×31日=12,400円
  • 飲み物やお酒やお菓子など 月5,000円
  • 合計45,100円

月に31日ない日も多いので、大体月額45,000円くらいは使っていたかと思います。

節約するには

節約するには自炊を増やすことです!

しかし、毎日のように自炊するのは結構しんどいです・・・。

そこでおすすめしたいのが・・・

  • 飲食系のアルバイトのまかない
  • 学生向けの飲食店
  • 学生向けのスーパーのお惣菜

でございます。(まあ王道だけど)

まかない

飲食系のアルバイトではまかないがでます。

このまかないでバイトでお金を稼ぎつつ食費も浮かすことができます。

学生向けの飲食店

学生向けの飲食店もおすすめです。

基本的には大学近くにはそういった店舗があるはずです。

「だま」も500円でたらふく食べれるラーメン屋があったのでよく利用してました。

学生向けの飲食店

スーパーのお惣菜もおすすめです。

下手に自炊するより安かったりします。

「だま」の自炊はパスタばかりで栄養が偏ってしまうので、スーパーのお惣菜で栄養を補っていました。

ちなみに「だま」は夜な夜な友人と集まって頻繁にゲームをしていたので、その時の夜食代が結構かかってました。

これがなければ、一人暮らしの食費は30,000~40,000円くらいにはできるかと思います。

光熱・水道費

12,000円

光熱費は月々12,000円程度でした。

「だま」の場合は、理系の大学で結構単位が厳しいで有名な大学だったため、授業が結構9-18時の時間でちゃんと入ってましたし、早く終わった時は基本的にバイトか部活でした。

なので、そもそもアパートにいる時間が少なかったのですが、夜な夜なゲームの時は結構家にいましたので、それで結構電気代が高くなってます。

とはいえ、「家計調査報告(家計収支編)2021年(令和3年)平均結果の概要」から引用すると、光熱・水道費の平均は「11,383円」なので、光熱費としては大体11,000〜12,000円程度はかかるということです。

ちなみに、内訳としては、年間を平均すると電気代6,000円、ガス4,000円、水道2000円と言った感じですかね。

注意

光熱・水道費については月によって変動するので注意が必要です!

水道費はあまり変動しないですが、電気代・ガス代はかなり変動します。

平均12,000円の光熱費となりましたが、実際の請求額は👇のように月によってかなり変動します!

「だま」の場合(平均12,000円の場合)

  • 4月 9,000円
  • 5月 10,000円
  • 6月 11,000円
  • 7月 13,000円
  • 8月 15,000円
  • 9月 13,000円
  • 10月 10,000円
  • 11月 11,000円
  • 12月 14,000円
  • 1月 14,000円
  • 2月 13,000円
  • 3月 11,000円

大体こんな感じで一番高い8月と一番低い4月では6,000円くらいは差があったかと思います。

なので、いつも同じくらい光熱費がかかると思っていると痛い目に遭います。

あくまで大体の一例なのでご自身のお住まいの地域や生活状況によって変動もかなり変わってくるかなと思います。

意外とこの辺り知らないことも多いですよね…。

「だま」も高校生までに実家でもちろん光熱費などは支払ったことはなかったですし、請求書は見たことがあったのでしょうが、請求額までは覚えていません…。

家具・家事用品費(日用品費)

3,000円

家事用品や日用品については月3,000円くらいは費用が掛かってきます。

日用品・家事用品

  • ティッシュやトイレットペーパーなどの紙類
  • 洗剤や柔軟剤など洗濯用品
  • サランラップやアルミホイルなどキッチン用品
  • 歯ブラシなどオーラルケア用品
  • 掃除シートなどの掃除用品
  • ヘアワックスや髭剃りなど身仕度用品 

季節限定のものもありますから、挙げると結構でできます。

ただ、例に挙げたの全部を1ヶ月で使い切ったとしても5000円〜6000円くらいですし、一人暮らしの1ヶ月では使い切らないかと思います。

「だま」(男子大学生)の場合になりますが、月3,000円くらいに収まるかと思います。

美容にこだわりが強い方に関しては、化粧品や美容関係の費用が追加されてくる場合が多いので、月3,000円では厳しいかなと思います。

家具代

家具代については、月々0円でした。

というのも「だま」の場合は、大学4年間で一度も家具を買い替えていないからです。

「だま」だけでなく、そこまで大学4年間で家具は変えないかなとは思います。

特に、大型家電のテレビや冷蔵庫、洗濯機などは変えないでしょう。(家具じゃないけど…)

机や椅子、ベット、クローゼットなんかもそこまで変えないかなと思います。

家具を変えたところで

例えば、大学4年間のうちに、机と椅子を買い替えたとして合計20,000円したとしましょう。

それでも年間で割り返したら年額5,000円、月額だと400円くらいになりますので、月額にすると大きな費用にはならないでしょう。

被服及び履物費

4,000円

服に使う代金は平均すると月4,000円くらいでした。

大学生はスーツを着ないので服代が社会人よりかかりますよね。

(とはいえ、今は結構スーツを着ない時代になっているので社会人になってからもなんとも言えませんが)

毎月のように4,000円を使うのではなく、まぁ3ヶ月に1回くらい買い物に行って12,000円ほど使うようなイメージでしょうか。

ただ、総額にすると結構いきまして、年間48,000円、大学4年間でいうと合計で約20万円くらい服代に使ったことになります。

大学生で服が合わなくなる具合に身長が伸びました!はほぼほぼないのに結構服代に使ってますね

それでも月に4,000円程度なのでそこまで大きな額ではないです。

保健医療費

2,000円

保健医療費については月々2,000円程度です。

ありがたいことに大きな病気にかかることもなく、病院代といっても1年に1回くらい風邪をひいた時の診察料くらいでしょうか。

病院というよりかは、頭痛薬とか鼻炎薬などの薬代の方が多かったかなと思います。

ただ、1年間に平均すると月2,000円程度でした。

交通・通信費

23,000円

交通費・通信費は月々23,000円程でした。

内訳としては以下になります。

通信費

通信費は月々11,000円くらいだったかと思います。

  • 携帯代 6,000円
  • インターネット代 5,000円

交通費

交通費は月々11,650円くらいです。基本的には、公共交通機関代金と原付バイクを持っていたのでそれに関連する費用です。

  • ガソリン代 1,500円
  • 保険代 3,000円
  • 軽自動車税 150円
  • 公共交通機関費用 月7,000円

原付はなくてもよかったですが、あった方が便利でした!

あと月々の費用もそんなに高くないですし、何より駐車場代が要らないのが都会の高い駐車場代を払わなくて良いのでよかったです!

公共交通機関は主に電車で月に何回かは東京23区に出ていたのと、あとはちょっと近場の街に飲みに行くのに使った費用といった感じですね!す

通信費と交通費を足し合わせて、大体月々23,000円程度でした。

教養・娯楽費

10,000円

教養・娯楽費については月10,000円程度です。

基本的には遊びや趣味の費用ですかね。

「だま」の大学生活の娯楽といえば基本的にゲームとカラオケをめちゃくちゃしてましたね。

  • テレビゲームが大半
  • アプリで課金は5,000円を数回程度のみ
  • カラオケは週2回以上

テレビゲームが大半だったのでゲームに関してはそこまでお金が掛かっていません。

最初の本体代金が高かったくらいでしょうか。

カラオケに関しては夜通しを週2回以上はやってましたが、学生なのでかなり安かったです。

月10,000円は使ってないと思います。

計算してみても

  • ゲーム本体代金 50,000円
  • ゲームソフト代 7,000円×3=21,000円
  • アプリに課金 5,000円×3回=15,000円

👉ゲーム合計86,000円÷大学4年間=約月々1,800円

  • カラオケ約700円(安っ)×月10回=約月々7,000円

他の娯楽もちょいちょいやってましたから、合計して月10,000円くらいだったかと思います。

ちなみに…

ゲームソフト代3本って少なくない!?

って思いますけど、3本でずっと回していたわけではなく、友達と貸し借りすればめちゃくちゃ色々なゲームを遊ぶことができます。

(といってももうゲーム貸し借りとかの時代ではないですかね…。)

その他の消費支出

25,000円

さて、残りはその他の費用なわけですが、大学生といえば!という費用が抜けてますね。

「飲み会」と「旅行」です。

(もう大学生と言えば!でもないのか?)

飲み会

飲み会費用は月々12,000円くらいでした!

基本的に毎週のように大なり小なり飲み会をしてました!

ただ、宅飲みも多かったので、平均すると1回の費用が3,000円くらいだったかなとおもいます!

最近は飲み会をしないとか大学生でも2〜3ヶ月に1回とかしか飲み会をしないなんてききますので、そう考えると結構してましたね!(笑)

旅行

旅行代に関しては

  • 旅行は年に2回程度
  • 帰省が年に3回程度

なので、帰省ついでに旅行みたいなのも結構多かったです。

旅行や帰省の1回の費用は約30,000円くらいでした。

なので、この150,000円(30,000円×5回)を12ヶ月で割って、月々12,500円ほどになります。

足し合わせて月々25,000円くらいでした!

合計金額は??

項目金額
家賃など住居費67,000円
食費45,000円
光熱・水道費10,000円
家具・家事用品費3,000円
被服及び履物費4,000円
保健医療費2,000円
交通・通信費23,000円
教養・娯楽費10,000円
その他の消費支出25,000円
合計189,000円

合計金額は189,000円

となります。

えっ高くね・・・

てか初任給ですやん!

ってなります。

約19万円ってことはたしかに初任給でもおかしくないですね。

バイトで計算すると…

時給1,000円のバイトと仮定して

  • 10時間勤務で19日(週4〜5回)
  • 8時間勤務で24日(週5〜6回)
  • 6時間勤務で31.6日(毎日でも無理)

となります。

実際は月19万バイトで稼ぐと親の扶養から外れてしまい、バイトの金額から社会保険料や税金が引かれるようになり、実際はもっと稼がないと手取り19万円は厳しいです。

参考サイト:「子どものアルバイト。扶養から外れるのはいくらから?」(ファイナンシャルフィールド…ブレイクメディア株式会社運営)

仕送りなしで生活可能か?

正直にいうと

仕送りなしで生活していくのは厳しいです!

やっぱ無理なんだ…

もちろん100%無理ではないですが、なかなか厳しいのは確かです。

ちなみに大学生当時の「だま」の収入源は以下になります。

  • バイト 60,000円
  • 奨学金 66,000円
  • 親からの仕送り 60,000円
  • 合計 186,000円

となります。

少し足りない部分は高校生までに貯めたお年玉貯金を崩していった感じですかね。

まず大前提としてバイトだけで全てを稼ぐのは厳しいです!

ポイント

まずは奨学金制度を活用しましょう!

(借りた場合は借金ではあるんですが、奨学金があるとだいぶ大学生の時は楽になります)

貰える額、借りれる額は状況により様々ですが、あれば仕送りなしで生活できる可能性が高まります!

仮に奨学金が9万円借りれた場合

生活費が19万円として残り10万円をバイトで稼ぐ(※時給は1,000円とした。)

  • 10時間勤務で10日(週2〜3回)
  • 8時間勤務で13日(週3回程度)
  • 6時間勤務で17日(週4回程度)

すごく現実的なラインまで降りてきました!

また、バイトで月10万円なら年間でも120万円となり、扶養から外れることはありません!

ちなみに・・・

地方学生向けの一人暮らしについてもまとめてありますのでよかったらどうぞ!

まとめ

大学生の一人暮らしの生活費(関東圏)

項目金額
家賃など住居費67,000円
食費45,000円
光熱・水道費10,000円
家具・家事用品費3,000円
被服及び履物費4,000円
保健医療費2,000円
交通・通信費23,000円
教養・娯楽費10,000円
その他の消費支出25,000円
合計189,000円

仕送りなしで生活可能か?

  • バイトだけではさすがに厳しい!
  • 奨学金制度を有効活用すれば十分可能!

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